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走ってドコモポイントをゲットできる「Runtastic for docomo」でやせられるか?(1)やせる(?)アプリ、試します

運動好きにはたまらないアプリ「Runtastic」。そのドコモ版が始まった。運動をするとドコモポイントが貯まり、特殊なウェアも発売。運動嫌いのダイエットには有効なのか!?

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 今回から運動特化型アプリ「Runtastic」(ランタスティック)を全4回にわたってレビューしていく。このアプリ、機能を見るとまるで「アスリート向け」と思うようなアプリだが、もちろん運動嫌いな筆者がダイエットに使っても便利。なお12月10日にサービスが始まった月378円(税込)の「Runtastic for docomo」を使っているが、「Runtastic」のアプリ自体は共通なので、他社、無料版のユーザーも参考になるはずだ。

(左)筆者が試しているのはドコモ提供の「Runtastic for docomo」(画像はiOS版)。事前に有料契約の申し込みが必要だ。(右)アプリ自体は無料でも使える。これはauのAndroidスマホでアプリ「Runtastic GPS ランニング&ウォーキング」にログインする画面

始める前はとっつきにくくアプリが多い だが使ってみれば簡単

 トレーニングに関する記録はお任せ! と言いたくなるほど運動に特化したのがこのアプリ。最初の一週間でおおよそ以下のようなことが分かった。

良い点

  • 運動に特化
  • アプリはシンプル
  • ドコモならポイント取得
  • PCサイト充実
  • 心拍計連携
  • スマホの4大OSに対応

悪い点

  • とっつきにくい印象
  • アプリをまとめてほしい
  • 運動以外の管理には役立たない
  • 匿名連携がない

 運動に特化しているので、アプリのUI自体はかなりシンプル。使う機能も「記録」が中心。操作に戸惑うことはない。ただしアプリが「Runtastic for docomo」対応のものだけで6本。さらに「Runtastic」関連のアプリはほかにもある。

 メインで使うのは「Runtastic GPSランニング&ウォーキング」というアプリになるだろうし、自分のしたい運動だけのアプリがほしい、アプリを分けたことでシンプルなUIになる、というのは分かるが、もう少しまとめてほしい(とくに筋トレ系)。

(左)「Runtastic GPSランニング&ウォーキング」のメニュー画面は一番機能や設定が多いものの、この程度。(右)Runtasticのスクワット向けアプリ「Squats」の画面。トレーニングの記録以外は機能や設定がほとんどない

 もっともそれらのデータはPCサイトにひとまとめ。これは便利。しかし利用前のサイトはどうもサービス内容が分かりにくく、とっつきにくく感じる。

 運動嫌いのダイエッターにはアプリの数といい「面倒そう」と思ってしまう。まあ始めてみればそうでもないが。


RuntasticのPC版サイトにログインすると、各アプリのデータが自動的に一括収集されている。Facebook連携をしている他のユーザーの情報も確認できる

 また運動嫌いでも「お金は好き」という人なら、「Runtastic for docomo」の場合、ランニングとサイクリングの走行距離でドコモポイントが進呈。10キロのランニングで2ポイントなど、決して高くはないが、やっぱり貰えるのは嬉しい。ただ筆者はウォーキングや筋トレ中心でいきたいので、取得は難しそう(先日あった発表会では他にもポイントを得る機会を用意するという話だが)。

 メリットの5番目「心拍計連携」は、東レとNTTが開発した「hitoe」素材を使った、ゴールドウィンの「C3fit IN-pulse」というスポーツウェアと接続し、心拍計を計測できる(他の心拍計センサーやスポーツウォッチが対応する場合もある)。これは筆者も購入したので次回以降触れていく。

(左)ウェアラブルギアとの連携は、「C3fit IN-pulse」以外でも可能。Runtasticは独自にガジェットを発売しているが英語版サイトでの購入となる。(右)「Runtastic GPSランニング&ウォーキング」でウォーキング中。「C3fit IN-pulse」を着ていたので心拍も計測。Facebook連携をしていると、このルートをシェアしたり、ライブで確認できたりするのだが、プライバシーを考えるとちょっと……。筆者はいろんな媒体でダダ漏れなのでいいけど

「C3fit IN-pulse」を着た筆者。サイズはXL。詳細はまた次回以降だが、購入検討中の方に写真だけでも参考になれば。この上から何かを着て隠してもOK

 メリットの最後、スマホの対応OSだがiOS、Androidだけでなく、Windows Phone、BlackBerryにまでアプリを用意。これは嬉しい。さすが世界中に4500万のユニークユーザーがいるというだけある。

 デメリットのあと2つに触れると、運動特化型なので食事の管理機能がない。ダイエット派としては、なにかほしいところだが、前回までの「Noomコーチ」を併用すればよいだろうか。

 また「Facebook連携」が中心なので友達のいない筆者としては、単にプライバシーを公開しているだけで気持ちが悪い(友達がいなくても、シェアした走行コースなどがPCサイトでRuntasticのユーザーに見られてしまう)。

 シェアしない、Facebook連携を使わない、Twitterへの投稿機能もあるが、いまひとつ機能を活かしきれていない感が強い。筆者としては「Noomコーチ」にあったユーザー同士の匿名連携のような機能が欲しい。とくにダイエットは周囲に知られないでやせたい、鍛えたい人もいるだろうし、そういう人だって声援は欲しいのだ。

 さて第一週は大まかな説明で終わってしまったが、ともかくいつもどおり腹回りを見てみよう。

(左)第一週初日。(右)一週間後。……太った。運動の継続は食事のダイエットよりも難しい。が、長い目で見よう、と自分を納得させる

 次回はアプリのトレーニング機能を詳しく紹介し、「C3fit IN-pulse」の購入、装着、利用の話をしていく。

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