猫背を直す特殊な靴「MBT」で“ペタペタ歩き”を矯正する:すずまり流“続く”健康管理
猫背ぎみの前傾姿勢で、“ペタペタ歩き”をしていませんか? 一見普通のスニーカーに見える「MBT」で、矯正できるかもしれません。
ダイエットで活躍したMBT
今日は長年愛用している靴「MBT」をご紹介します。
これ。一見普通のスニーカーに見えるかもしれませんが、靴底が船底型をしており、履いて直立すると、前後にゆらゆらするのが特徴です。体が重心を安定させようとするため、知らないうちに体幹の筋肉を使うという仕組みです。
さらにかかとが丸く削られているため、着地は必ずかかとからに。しかも通常の靴以上にふくらはぎが伸び、かかとからつま先まで足裏全体をまんべんなく使う歩き方になります。つまり、荷物持ちの悪しき歩行「ペタペタ歩き」を防止する効果もあるわけです。
履き始めは違和感がありました。なんせ立ちにくいし走りにくい。1時間履くだけで全身に疲労を感じたほどです。しかし、履いてるだけで筋肉を使ってくれるのです。どこに行くにもMBT、ダイエットのウォーキングもMBTと意識して履き続けたことで、運動の強いサポーターとして活躍してくれました。
ペタペタ歩きでボディラインが大変なことに
ダイエット中は毎日のように履いていたのですが、写真撮影の際に足元が安定しないと不便だったため、いつしかウォーキング専用になっておりました。
しかし、ここ最近の自分の変化をみるにつけ、ことボディラインや筋肉量に関しては、ただ歩くだけではダメらしいと分かってきました。
過去の記録を見る限り、ウォーキングしやすい季節は、体脂肪率が低めなのはもちろんですが(あくまでも自分比ですが)、筋肉量も多めでした。しかしウォーキングに出かける機会が減った今、歩数は稼いでいるのに、どうも体に効いてる気がしないのです……。
そこで、通常の自分の歩行を振り返ってみました。最近外出する際は、お気に入りのショートブーツ(5センチ程度のヒール)を履き、大きなバッグを肩掛けしています。荷物をホールドするために自然と体は傾き、ヒールがあるため足首はフル稼働できません。気がつくとやや猫背ぎみの前傾姿勢で、ペタペタと歩いていました。
これでは重心が前方ばかり集まりますね。太ももの前ばかりで体重を支えることになるため、早い話太もも(特に前)が太くなる歩き方らしいです。おまけに足の裏側やお尻の筋肉がうまく使われないため、腰から下のラインが大きく崩れてしまう……。(すでに実績として証明しておりますが)
一方、集中してウォーキングしているときは、体全体が引き締まる感じがありました。荷物がないので姿勢も正しく、おまけにシューズはかかとの丸いMBTなので、思い切りお尻からふくらはぎからすべて使う歩行になっています。荷物がない分腰から歩けるので、定期的に続けていると、特に筋トレはしなくても、お腹や腰回りがスッキリ引き締まってくるほどです。
MBT再投入で歩行を強化!
これはペタペタ歩いている場合じゃない! ということで、再びウォーキング以外でもMBTを導入。MBTで歩きやすいように、カメラやノートPCで重くなりがちなトートバッグは一時止めて、斜めがけして手ぶらにしやすいショルダーに変更。また、MBTを使うと歩幅が小さくなりやすいので、意識して大股で歩いてみました。
すると、わずかですが、筋肉量が増えてきたようです。ふくらはぎがフル稼働するせいか、それまでの靴より動いた感もあります。あなどれませんMBT!
意識して歩いてるのに、いまいち効果の実感がないという方、もしかしたら普段の歩き方が悪いのかもしれません。自分の歩き方って、なかなか外部から指摘される機会はないので、矯正のチャンスは少ないはず。履いている靴からそっと見直してみるのも悪くないですよ。
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