ロード乗りが気にしたいスマホの運び方! さまざまな方法を星付けしてみた:自転車はガジェットだ!
ロードバイクと相性のいいスマホだからこそ、注意したいものが「水没」と「落下」だ。それに対してどのような対処をすればいいのだろう。
ロードバイクに乗っていると、スマホユーザーが多いなあとつくづく感じる。当然、ガラケーユーザーもいるが、8割ぐらいはスマホユーザーでなかろうかと思うぐらいだ。
そのメリットは、GPSの標準搭載や写真のシェアが簡単、天気予報アプリがあるなど。このオススメアプリは以前紹介したとおりだ。しかしながら、ロードバイクとスマホは相性がいいが、スマホから見てロードバイクは実は相性が良くないのだ。
特に昨今のスマホは割れやすいようだ
それはなぜか。スマホにとって、屋外スポーツであるスポーツバイクにつきまとうのは「水没」と「落下」である。
まず、「水没」は、天候の雨や雪は当然のこと、汗での水没を気にしなければならない。Androidスマホに多い防水モデルであればまだしも、iPhoneは防水ではないため要注意だろう。
また気にしたいのは「落下」である。ちょっと手がすべったなどの事情で路面(その大半がアスファルト)に落としてしまう。筆者はサイクリングロードを軽快に走っているときにiPhone 5を落としてしまった過去がある。あのときは「ああぁっ!!」と叫んでしまった。(荒川CR、大宮CC横のあそこだ!)
その時は幸いにも、iPhone 5に貼り付けていたガラスシートが割れただけで済んだ。だが、最近のスマホはディスプレイのエッジ部分がラウンドしているため、角からの衝撃に弱い。
そこで、スポーツバイク(主にクロスバイクやロードバイク)に乗る上でスマホをどのように運べばいいのか確認していこう。
フリーザーバッグ
かなり多い事例がこれ。お風呂にスマホなどを持って入る際も、同様の方法を使っている人もいるだろう。フリーザーバッグは、厚手の透明ビニール袋に密閉用チャックがあり、利便性が高い。また、穴が開いてしまったとしても、袋そのものが安価なため経済的に負担が少ない。
逆にいうと、本来の用途に使うわけではないため耐久性に劣ると言わざるをえない。
耐久性:★
耐衝撃:(なし)
経済性:★★★★★
防水性:★★★
スマホ用防水ケース
透明のTPUなどで作られたスマホ専用の防水ケースだ。透明の袋状になっているが、ビニールよりもさらに厚手となっている。強力な防水性能がウリで、万が一水に落としてしまっても大丈夫なものが多い。ケースを購入する際には「IPX7」や「IPX8」と記載されたものを選ぶといいだろう。
耐久性:★★★
耐衝撃:★★
経済性:★★★
防水性:★★★★★
耐衝撃ケース
こちらは落下時のことを想定したケース。耐衝撃を重視し、万が一の落下でもスマホに対してダメージを軽減することができる。防水スマホであっても、耐衝撃スマホは多くないため、屋外で使う場合に用意してもいいだろう。欠点としては、ケース自体の値段が高めなのと、ほとんどがiPhone用というところだ。
このケースは耐衝撃のみか、防水にも対応しているかなどの違いがあるため注意したい。
耐久性:★★★★★
耐衝撃:★★★★★
経済性:★
防水性:★★★
ツールバッグ
もともとの利用方法は、アーレンキー(六角レンチ)や予備チューブを入れるための小型バッグだが、当然ながらスマホを入れてもいい。そのメリットは、汎用性が高いことと、スマホを出し入れしやすいこと。しかしながら、ジッパーで開封することが多いため防水性は非常に低いだろう。
耐久性:★★★
耐衝撃:★★
経済性:★★★
防水性:★
このツールバッグは、別途防水ケースや耐衝撃ケースと組み合わせると、サイクルジャージ背中のポケットから出し入れしやすくていい感じだ。
この組み合わせでオススメしたいのは、価格こそ高いものの耐衝撃ケース(防水機能つき)である。対応している機種が少ないという欠点こそあるが、iPhoneユーザーにオススメしたい。
また、防水のAndroidスマホを利用している人にはツールバッグがいいだろう。万が一落下させてしまった場合でも、画面割れの被害を食い止めることが可能だ。
なお、ロードバイク専門雑誌でも便利さは把握しているようで、防水ケースやツールバッグをオマケにすることが多い。
逆にオススメしないのは、フリーザーバッグの利用。手軽だし、安価なのでついつい行いがちだが、そもそもフリーザーバッグが食品の保存用である。決してスマホを入れる用ではないため、耐久性が心配だ。あくまでも突然の雨などの緊急用として割り切ろう。
番外編
防水性能は全くないが、タオル地のふくろに入れるのも若干ながら耐衝撃になる。100円均一ショップなどに販売しているので気にしてみよう。
ロードバイク(スポーツバイク)にスマホはばっちり。そこでスマホに居心地のよい方法で持ち運んであげよう。
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