ネットで知り合った異性とリアルで会うのはもう常識! 「“視線耐性”座談会」でわかった若者世代の本音
女性が初対面で見ているのは○○だった! スマホ世代の実態と、低下する「視線耐性」を強くする方法とは?
人の目、怖くありませんか……? マンダムが2018年8月、20代男女226人を対象に行なった調査での「Q.他者の視線が怖いと感じたことがある」という問いに、「とてもある」と約30%の人が答えています。
「あまりない」「まったくない」と答えたのは、約20%ほど。「たまにある」と答えた人も含めると、過半数の人が「他者の視線が怖い」と感じた経験があるようです。
20代男性は、1日3時間9分スマホに触れる
みなさんはこどものころ夏休み明けに、ちょっと人と接することがぎこちなくなったりしたことは無いでしょうか? 長らく人と直接会っていないと、対人コミュニケーションにうとくなり、ちょっと内気になってしまいます。
それと同じように、デジタルコミュニケーションが激増した若者は人と会うことから遠ざかることで視線耐性※1が弱まり、「相手の目が怖い」と感じる割合が増えているといいます。
※:1「マンツーマンで対面をしたときに、相手の視線から耐えられる能力」
各メディアへの接触時間の調査では、20代男性はスマホ・携帯電話だけで約3時間9分(188.9分)。PCとタブレット端末も含めると、デジタルメディアへの接触は6時間近く(358.2分)にものぼり、この長さこそが原因ともされます。
筆者もいわばデジタルメディアにどっぷりハマっている一員でもありますが、そんな若者たちの声を吸い上げるために、ある座談会が行われました。
男女16名の大学生が集まった「視線耐性座談会」
2018年9月10日、マンダムは「視線耐性」をテーマに大学生の男女16名での座談会を開催しました。はたしてデジタル志向の現代の若者は、本当に“視線耐性”が無いのかが明らかになります。
男女グループに1人ずつ女性の進行役が付いて座談会がスタート。まず第一部は、若者のデジタルコミュニケーションを中心とした質問をしていきます。
ちなみに彼らが使っているコミュニケーションアプリはTwitterやFacebook、Instagram、女子ではTinder※2を使う人も多いものの、LINEが最も使われているもよう。「他のツールで仲良くなっても、会ってからLINEのアドレスを聞いて、最終的にはLINEに落ち着く」という声も見られました。
※2:位置情報で近くにいる人とマッチングできるアプリ。次々と出る顔写真から相手を選ぶ。
SNSやマッチングアプリで知り合った異性と実際に会ったことがあるという男女は16人中14人。そのうち5人は交際に発展したことがあると言います。「海外ではマッチングアプリを使っていないほうがビックリされる」といった意見もあり、SNS経由で人と会うのは若者世代では当たり前のことになりつつあるようです。
「写真では高橋一生の人に会ったら、全くの別人だった」
――ネットで知り合った人と会ったとき、ネットの写真と実物とのギャップを感じましたか?
- 「高橋一生みたいだと思った写真の男性に会ったら、似ても似つかない別人。中身は良い方だったが、顔が見られなくて、その一回で連絡を断ちました。写真が斜めからの角度だったので、正面から見るとちょっと……」(女子)
- 「写真ではさわやかなサラリーマンで『良いじゃん』と思って会ったら、イメージしてたより背が低くて『あ、帰ろっかな……』と思った。しゃべったら良い人でしたが、そこで終わりでした」(女子)
- 「『あれ、顔違う、盛り過ぎじゃない?』と思ったことはあるが、『まあ別に、楽しもう』という諦めの部分もある」(男子)
- 「『盛っている前提』でフィルターをかけて見るようにしているので、ギャップでショックだったことは無い」(男子)
多くが「写真と本物のギャップはあった」という回答でした。それを防ぐために、「Tinderで会うときは、インスタやツイッターのアカウントを調べて、ほかの画像を確認する(女子)」という対策を披露する人も。
それにしても、「ダメだった男子」の話になると、途端に女子グループは盛り上がります。女子会のブラックなトークをのぞき見している感じで怖い。
「一度加工すると、加工してない写真をあげるのが怖くなる」
――プロフィール画像を自分の写真にしている人は、それを加工していますか?
写真への加工を行っている人は、女子で数人見られました。
- 「自分のアゴのごつさとか、あと目が小さいところとか、もういろいろ気になるから、全部パーツを加工します」(女子)
- 「肌を加工します。加工できるカメラで撮ると、ふつうのカメラで撮った写真をあげるのが怖くなります」(女子)
- 「肌が黒いから、携帯でそのまま撮った写真ではなく、色を明るくしてアップします」(女子)
何かと見た目に気を遣うことの多い女子の涙ぐましい叫びが伝わってくるような回答がされています。
男性の写真加工ありなしボーダーラインが明らかに
――加工している写真をプロフィール画像に使う異性をどう思いますか?
男子は基本的に「異性の加工写真はあまり好きではない」という回答でしたが、こんな声もありました。
- 「加工したのをあげるのは普通。それありきで考えているので、逆にそのままネットにあげる子が居ると、『お前大丈夫か、どうしたんや?』ってなります」(男子)
これに対し、女子の声はさらに手厳しいもの。
- 「フィルターなど色味を変える程度の自然な加工はOKだけど、SNOW※4で耳生えてるような男性はダメ」(女子)
- 「本当の顔がわからないし、会ったときと差があるからそうしているんだろうと思うので、私は(その人を)選ばない」(女子)
※4:動物やキャラクターに変身でき、顔に加工もかけられる自撮りアプリ。
と、全体的に「加工はダメ」というトーンが、女子に対してのそれより格段に強いものでした。ただし「バレなければ(加工も)大丈夫」との意見も。
初対面の女性と出会うとき、「胸」を見る……
なお「初対面の異性と出会うとき、相手のどこを見ることが多いですか?」という質問には、「目・顔」と答える人が多い中、こんな答えもありました。
- 「胸ですね、巨乳が好きなので」(男子)
まさしく率直な答え。これには進行役の安治さんも「あ、正直!」ともらしていました。
「肌は気にしますか?」という問いかけには、多くがYESと回答。「イケメンでもニキビ肌だと気になる(女子)」という声もあがっていました。
第一印象は「0.15秒」で決まる!
第1部が終了。「恋愛学」で知られ、座談会のオブザーバーを務める早稲田大学国際教養学部の森川友義教授が登場し、若者たちに恋愛の金言を授けます。
森川 1960年代の日本人の平均年齢は28.5歳でした。若者がたくさん居たので、自然かつ運命的な出会いはしょっちゅう起こっていました。しかし現在2018年は、日本人の平均年齢は46歳。若者同士の出会いはもうレアケース。意図的に出会わなければ恋愛・結婚に結びつきません。32歳の女性が1年間に新しい出会いは何人ぐらいあるかを見ると、たった4.7人です。
さらに合コンは効率が悪い。出会った瞬間、第一印象を形成するのに0.15秒しか要しないので「失敗」のときは、2時間の残り1時間59分59秒が無駄になります。
そこで注目されているのがデジタル・SNSによる出会い。写真を「盛る」ことも必要です。ただ、実際に会ったときにネガティブなギャップが出てきてしまうというのが若者の悩みであると思います。「ある程度盛る。でも盛りすぎない」そこの加減をわきまえて、多少盛っていただきたいと思います(笑)。
2分間のトーク実験
休憩が明けて、2部は会話実験。男女に1対1で2分間雑談をしてもらい、それを4回繰り返します。
初対面の異性と次々2分間の会話をしなければいけない、なかなか「視線耐性」的にはハードなシチュエーションですが、若い男女たちははじまるやいなや、矢継早にトークを繰り広げていきました。
“一目惚れ”で結婚すると、74%が離婚しない!
森川 一目惚れは男性の62%がする。女性は56%。一目惚れで結婚するとどういうことが起こるかと言うと、アメリカのデータだと、74%の人がいまも結婚を継続している。離婚率が50%を超えているアメリカで、74%はすごい。つまり直感で結婚するというのが、非常に結婚生活を長持ちさせる秘訣。ぜひ今日いいなと思ったら、LINEを交換していってください(笑)。
人見知りと学歴コンプレックスで……目が合わせられない
そして第3部。また男女のグループに戻って2部の実験を反映した質問を行い、「視線耐性」のテーマに沿ったトークを展開していきます。
――4人の初対面の異性とお話してもらいましたが、いかがでしたか?
この質問に、多くは「問題なかった」と語っていましたが、「無理していたところもある」と語る人も男女で数人見られました。そして1人、目をまるで見られなかった参加者がいたのです。
- 人見知りが出てしまい、全然盛り上がれなかったです。あと皆さん学歴が高すぎて……自分の大学が無名なので有名大学だと、その時点で気が引けちゃって、バカがばれるのイヤだし、どんどんお話してくださいって感じだったんですけど、こっちが振らないと、返っても来ないので、どうしようかなって感じで……目を合わせるのは無理でした。(男子)
どうしても殻を破れない若者の、同情を禁じ得ない答えにちょっと涙が出そうになりました。そのほかも「視線耐性が低い」と自ら言っていた人の多くは、「何らかのコンプレックスがある」ことを口にしています。
また、全体的に
- 男子は女子の目をみている
- 女子は男性の肌を見ている
という傾向があることが、双方の意見から見えてきました。
男子の「がんばってる感」はNG!?
また、「こういう場なので意識して目を見るようにした」という男子もいたのですが、女子たちは「がんばって目を合わせてる感」を醸し出されると、「なんか怖い」とマイナス気味の評価になるそうです。「そういう人はだいたい話にも余裕が無い」とも。かといって目を合わせないのも、もちろんNG。
がんばりを否定される男子という悲しい存在に、また涙が出そうになります。
女子は男子の「肌」を気にする
実験をうけて女子限定で問いかけられた質問がこちら。
――清潔感があると感じる人、ないと感じる人の違いはありましたか?
【清潔感がある人】
- 「髪の毛がプリン※5じゃなく、ちゃんと染められてる人」
- 「白などのくすんでいない明るい色の服の人」
- 「歯並びがきれいな人」
※5:染めた髪の毛を日が経っても染め直さず、地の黒い部分が目立つこと
【清潔感がない人】
- 「肌がキレイじゃない人」
- 「まゆげがボーボーな人」
- 「服にシワやヨレのある人」
- 「くすんだ色の服を着ていて、服に着られている印象がある人」
- 「爪の長さがそろっていない人」
- 「前髪で目が隠れている人」
「肌のキレイさは基本で、そこが下がると他で加点されても、土台がゆらいでしまう」という厳しい声も出ました。
「コミュ力」は「イケメン」にも勝る!
そして最後の質問は、女子への究極の問いでした。
――「イケメンなのに視線耐性が低い人」「フツメンだけど視線耐性が高い人」、どちらが良いですか?
その結果、こうなりました。
- 見た目はイケメン、視線耐性の低い人 4人
- 見た目はフツメン、視線耐性の高い人 5人
そう、「フツメン」が「イケメン」を上回ったのです。巷の「イケメン最強説」を覆すような結果が出ましたが、そのワケを聞いてみましょう。
【見た目はイケメン、視線耐性の低い人派】
- 「イケメンに勝るものはないから。自信のなさや会話のキャッチボールは改善できるし、イケメンを変えていくのも楽しい」
- 「視線耐性が無い方でも、付き合えたら慣れで自分にだけ視線耐性を上げてくれるかもしれない」
【見た目はフツメン、視線耐性の高い人派】
- 「視線耐性が低いイケメンのことを栗原類だと置き換えて、反対の方はなかやまきんに君だと思ってジャッジしたんですけど、視線耐性が低い人はネガティブでこじらせてる印象があって。私は根暗だから、ポジティブな人のほうがバランスが良くて付き合いやすいと思いました」
- 「視線耐性に自信がない人は、一方でプライドを持っている人が多いかなって思います。だからちょっと面倒くさいし、あまり関わりたくない。視線耐性が高くて、友だちの多い男性のほうが魅力的だと思います」
- 「遠くから見ている分には絶対イケメンですけど、付き合うことになったら顔よりも、一緒に居て楽しいかとかのほうが重視されると思うので。視線耐性がある子のほうがコミュニケーション能力も高そうだし、自分にプラスなのかと思って」
「コミュ障」の僕らはどうすれば良いの……!?
ネット上で「コミュ障」とも呼ばれる、コミュニケーションが苦手な多くの人たちにとって、なかなか厳しい結果と意見が出てしまいました。そんな中で森川教授が「視線耐性の決定要因」を3つ紹介してくれました。
森川 1つ目はデジタル依存度。メディア接触時間を減らしていくことが必要になります。
2つ目は対人経験度。人と話すことによって視線耐性は上がっていく。
3つ目は自信。自信のあるなしです。自信は大きく分かれて2つに分かれます。持って生まれた遺伝子的自信と、成功経験を積むことによっての自信の2つ。持って生まれた自信は右手を見るとわかります。人差指の方が長い人は視線耐性が低め。薬指が長い人は、男性ホルモンのテストステロンが多く、自信家で、視線耐性が高い人。同じぐらいの人は中間です。ただし男らしいけれども、性欲が強く、浮気性であるという一面もあります(笑)。
そして、こう締めていただきました。
森川 一番良いのは、成功体験によって自信をつけていくこと。特に女性は肌で清潔感を判断しているという意見も多かったので、男性諸君は、スキンケアを怠らず、そこから自信を醸成していただけたらと思っています。
コンディションを高めると、視線耐性も上がる
そう、この座談会で実は男女ともども語っていたことがあります。
- 「ルックスやメンタルの面で自分に自信があるときは、視線耐性が上がる」
ということ。つまり肌をはじめとした見た目と気持ちのコンディションが高いときは、「私を見て」という精神状態になれるという経験則からの声が複数あがっていたのです。
肌を整えて、視線耐性を少し底上げする。そんなニーズにも応えられそうなものとしてこの日、男子たちには2018年8月27日にリニューアル&新発売した「ギャツビー スキンケアシリーズ」がお土産として配られました。
新たに「クリアアップスキンローション」が登場し、テカリ・毛穴の目立ちをさっと抑え、面接・デート・友人と会うときなどにすぐ肌を整えられます。持ち運びができるサイズで、突然の予定の前にも使えるため「毎日家で行うもの」という固定概念にとらわれない、新しいスキンケアを提案する商品。肌のケアを怠りがちな男性だからこそチェックして、「視線耐性」を少し上げてみるのも良さそうですね。
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提供:株式会社マンダム
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2018年9月30日