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アニメやマンガのような話が現実に――欧州の科学者グループが人間の神経と機械の腕をマッチングさせる実験に成功し、そのリポートを動画付きで公開しました。
この実験は2013年1月から2月にかけて実施され、9年前の事故で左腕を失ったデンマーク人男性が協力。彼の腕に残った神経に義手の電極を接続し、目隠しをした状態の男性に義手でコップや柔らかい布などを持たせたところ、それぞれを個別に認識できるほどの触覚をリアルタイムに与えられたと報告されています。
メカメカしい見た目や関節のぎこちなさが目立ちますが、手足を失った人々にとって大きな希望になることは間違いないでしょう。
研究成果は学会誌「Science Translational Medicine」の最新号に掲載されています。
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