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「よりクリーンかつ安心なPC」を約束 Lenovoがアドウェア疑惑に関して今後の対応を発表

プリインストールアプリケーションの数を大きく減らしていく予定。

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 Lenovoの一部モデルに不正なアドウェアがプリインストールされ、SSLで暗号化された通信を傍受・解読したり、WebページにJavaScriptコードを仕込んで広告を表示させるといった機能があったことが発覚した件(関連記事)について、Lenovoが公式サイトで今後の対応についてコメントを発表しました。



 問題となっているのはLenovoブランドのコンシューマー向けノートブックPCにプリインストールされていたサードパーティ製ソフトウェア「Superfish Visual Discovery」。プライバシーやセキュリティーに関して問題があると懸念の声が上がっていたことで、現在Lenovoはパートナーの協力のもと、Superfishソフトウェアを取り除くためのツールを公式サイトにて公開しています。

 また、この件の影響を受けたPCのユーザーに対しては「McAfee LiveSafe」サービスの6カ月間無料サブスクリプション(すでにサブスクリプション契約している場合には無料で6カ月間延長)を提供する予定です。



 今回の問題についてLenovoは「よりクリーンかつ安心なPC」を提供すること、顧客のエクスペリエンス、セキュリティー、プライバシーが最優先課題であることを念頭に、プリインストールアプリケーションの数を大きく減らし、業界で「アドウェア」や「ブロートウェア」(余分なプリインストールソフト)と呼ばれるものを排除していくと表明しています。Windows 10製品を発売するまでには、OSと関連ソフトウェア、ハードウェアの適切な動作に必要なソフトウェア(3Dカメラのような独自ハードウェアが組み込まれている場合など)、セキュリティーソフトウェア、Lenovoの純正アプリケーションだけをプリインストールする予定。

 また、PC製品にプリインストールするすべてのソフトウェアについて情報を公開し、各アプリケーションが何をするものか明確に説明する予定であることも併せてコメントしています。

高城歩

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