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ハウス食品、「涙の出ない全く新しいタマネギ」を開発

涙とさよなら!

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 「昔、タマネギを切るときは涙が出てねぇ〜」「えっ? なんでおばあちゃん??」――こんな会話をする日も遠くはないかもしれません。

 ハウス食品グループ本社の中央研究所研究グループは3月28日、「涙の出ない、辛みのない全く新しいタマネギ」を園芸学会(平成27年度春季大会)にて発表しました。


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 涙が出る原因となるタマネギの成分は催涙成分合成酵素と呼ばれる辛み成分。実は、これまでにも辛みの弱いタマネギは開発されてきましたが、水さらしが必要で若干の辛みは残りました。しかし今回の研究発表では、重イオンビーム照射による突然変異誘発と照射集団からの選抜育種を用い、既存のタマネギに比べて酵素の働きが著しく弱いタマネギの品種を作り出すことに成功しました。


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 「涙の出ないタマネギ」は、目の痛みや水さらしが不要のため調理が楽になるほか、手に臭いも残りづらいのだとか。タマネギをデザート代わりに食べる……なんて日もくるのでしょうか。

太田智美

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