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「コカ・コーラ」ラベルレスボトルを色鉛筆で描いた動画がInstagramに投稿され、そのリアルさが多くの人の度肝を抜いています。「コカ・コーラ」が分身するってどういうこと……!?

天才色鉛筆アーティストが描く、衝撃の「コカ・コーラ」
机に置かれた1枚の紙の上に500mlの「コカ・コーラ」ラベルレスボトル。それを指で押してみると「コカ・コーラ」がコロコロと転がっていくのですが、その瞬間、分身のようにもう1本の「コカ・コーラ」ラベルレスボトルが出現する、というものになっています。一体どういうことなんだ……。




実はこの動画、鉛筆画で超精密に描かれた「コカ・コーラ」ラベルレスボトルの上に、本物の「コカ・コーラ」ラベルレスボトルを重ねて置いていたというトリックアート動画で、作者は超リアルな画風で人気を博している色鉛筆アーティストの慧人さん。
以前にも「ペットボトルのコカ・コーラ」「瓶のコカ・コーラ」の色鉛筆画をSNSで発表してきた生粋の「コカ・コーラ」ファンです。
「コカ・コーラ」の象徴、コンツアーボトルを超絶技巧で再現
ねとらぼ編集部が慧人さんを取材したところ、通常の作品は半月ほどの時間をかけて描くところ、今回は集中力を高めに高めて3日間で仕上げたとのこと。




「他のモチーフであれば定規を使える部分もあるんですが、コークのボトルは曲線で構成されているのでものすごく描くのが難しいんです」と語り、特に「コカ・コーラ」を象徴するコンツアーボトル(胴部がくびれたボトル)の部分は独特の角度の曲線で構成されているため、パースを取るのにも一苦労だったそうです。




リアルな描写の秘密については「色鉛筆画では、色が濃くなれば濃くなるほど再現が難しくなるのですが、コークの場合は真っ黒に塗る必要がある場所もあります。今回も『コカ・コーラ』ラベルレスボトルの実物をじっくり観察しながら、『ここは黒の中に赤が混ざっているな、緑もあるな』と見極めながら慎重に塗っていきました」と明かしてくれました。
また、慧人さんが使用している色鉛筆は蝋(ワックス)が入っているため、色を塗ると紙に蝋がしみ込む特性があるとのこと。一度でも色のチョイスを間違えてしまうと没になる一発描きだそうですが、今回はノーミスで描き切れたそうです。




「コカ・コーラ」ラベルレスボトルならではの描写ポイント
今回のモチーフとなった「コカ・コーラ」ラベルレスボトルの500mlサイズならではの描写ポイントについては、「大胆にデザインされた『コカ・コーラ』のロゴ」が面白かったといい、「ロゴの部分だけザラザラとした凹凸加工が施されているんですが、そのザラザラの部分に光が当たって細かく屈折するので、文字の凹凸と光の反射の部分はこだわりました。ぜひ拡大してみてもらえたらうれしいです」とのこと。


ボトルの中にわずかに入っている空気やボトルそのものの透明感の表現については、「ボトルを置く机の色を『大体この色で表現できるな』と把握しておいて、『コカ・コーラ』越しの机の色を意識して塗りました」と微細な表現法を明かしてくれました。


そんな慧人さんが今回の作品で最も気に入っているポイントはズバリ「キャップのハイライト」。「キャップを開けるときにカチカチっと音が鳴る部分に髪の毛2本分ぐらいの細かいハイライトが入っているんですけれども、実はこのハイライトはキャップの形状に合わせてギザギザさせてあるんです。ここもぜひ拡大してみてほしいです」とのことでした。
「コカ・コーラ」ラベルレスボトル、5月1日から500mlサイズを発売!

今回慧人さんが描いた「コカ・コーラ」ラベルレスボトルは、2022年4月より350mlサイズが発売されていますが、5月1日より待望の500mlサイズが発売になりました。
「コカ・コーラ」はもちろん「コカ・コーラ ゼロ」も、ラベルをはがす手間なくゴミ出しできる楽チンな製品となっているほか、100%リサイクルのペットボトルの為、サステナブルな製品でもあります。
「コカ・コーラ」ラベルレスボトルはケース買い(箱買い)で楽しむ必要がありますが、暑くなるこれからは「コカ・コーラ」が特においしいシーズン。お家にストックしておけばあっという間になくなってしまいそうです。
(Kikka)