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Nothingは「テクノロジーをもっとシンプルに、もっと楽しく」というコンセプトを掲げて、2021年にロンドンで誕生した、独自のデザインや機能で注目を集めているブランドです。そのデザインの特徴は、スケルトンな背面とGlyph(グリフ)インタフェース。LEDの光で様々な情報を伝えるもので、今や「Nothing Phone」の代名詞になっています。
スペックも十分な上位モデル「Nothing Phone (4a) Pro」
「Nothing Phone (4a)」シリーズは2026年5月から発売中のシリーズで、「Nothing Phone (4a) Pro」はその上位モデルに当たります。チップセットは「Qualcomm Snapdragon 7 Gen 4」を採用。メモリとストレージの構成は8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+256GBの3種類が用意されていて、価格は12GB+256GBモデルで7万9800円(税込、以下同)です。
ディスプレイには6.83インチのフレキシブルAMOLEDを採用し、解像度は1260×2800ピクセル(450 PPI)。リフレッシュレートは最大144Hzをサポートし、スクロールも滑らかです。加えてピーク輝度は5000ニトと、夏の太陽の下でもくっきり見やすい明るさです。サイズは163.66×76.62×7.95mm、重さは210g、防塵・防水はIP65に対応しています。
Glyphマトリックスは飾りや演出ではなく、便利に使える機能
Nothing Phone (4a) Proの背面には、137個のミニLEDを搭載する円形のGlyphインタフェースである「Glyphマトリックス」が採用されています。時計などの数字やドット絵を表示でき、サブディスプレイのような役割を果たすのが特徴。タイマーの進み具合や音量のインジケーターとしても機能します。スマホを伏せた状態でも時間を確認したり、誰からの着信かを見分けられるなど、演出としてカッコイイだけでなく、なかなか便利な機能です。
中でも筆者のお気に入りが音声メモ録音時の音声波形の表示。取材時にテーブルに出していると、ちょっと目立ちすぎてしまうのがたまにきずですが、それもまたNothingらしいユニークさといえるかもしれません。
標準、超広角、望遠のトリプルカメラを搭載し、スナップ撮影が気軽に楽しめる
Nothing Phone (4a) Proには、ソニー製センサーを採用したトリプルカメラシステムが搭載されています。メインカメラは5000万画素(50MP)で光学式手ブレ補正搭載。やや薄暗いレストランで料理を撮っても、ブレたりせずに自然な発色で美味しそうに写ります。超広角カメラは視野角120度と広く、建物の外観などをダイナミックに切り取るのに活躍。光学3.5倍ズームのペリスコープ望遠カメラは、遠くから被写体にぐっと寄ることができます。
Nothing Phone (4a) Proのカメラ作例
充実のAI機能。スクリーンショットから情報をメモする「Essential Space」が便利
最近はどのスマホメーカーもAIを使った機能に注力していますが、NothingにもAIを使ったユニークな機能が搭載されています。
たとえば筆者が愛用しているのは、「Essential Space」という機能。端末側面に配置された専用ボタンを押すとスクリーンショットを保存でき、長押しで音声メモを録音できます。AIがスクリーンショット内にある情報を整理して、必要があればスケジュールやタスクに登録。音声メモは文字起こしや要約をしてくれます。メモ代わりにスクリーンショットを撮っていても、いざ見返したいときに探せないというのはよくあることですが、「Essential Space」はそんなもどかしさから解放してくれます。
AI関連では、オリジナルのウィジェットが作れる「Playground」という機能もあります。欲しい機能を文章で入力するだけで、プログラミング不要でウィジェットが自動生成できるというもの。作ったウィジェットをコミュニティーで公開したり、ほかのユーザーが作ったものを試したりと、スマホを自分仕様にカスタマイズする楽しさがあります。
ユニークな独自機能以外にも、Nothing Phone (4a) Proを使っていて、いいなと思ったのが電池持ちの良さです。5080mAhの大容量バッテリーを搭載しているとはいえ、Glyphマトリックスのように電池を消耗しそうな機能もあります。にも関わらず、ゲームや動画再生に長時間興じない筆者の使い方では、2〜3日は充電なしで使い続けることができています。
最大50Wの急速充電に対応している一方で、ワイヤレス充電がサポートされていない点は惜しいポイント。Snapdragon 7 Gen 4というチップセットの選択も含め、この価格帯でのコストバランスを考えると致し方なしといったところでしょう。
「Nothing Phone (4a) Pro」はその外観やGlyphマトリックスなど、デザインに目が行くスマートフォンですが、カメラやAI機能も実用的です。みんなと同じスマホはイヤという人だけでなく、機能が充実していて使いやすいスマートフォンを選びたい人も選択肢に加えたい一台です。