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2026/07/29 17:30(公開)

サブスク不要でAI文字起こし無制限 極薄レコーダー「Comulytic Note Pro」が便利

日本に上陸したばかりのAIボイスレコーダー「Comulytic Note Pro」の実際の使用感を紹介します。

 音声を録音するだけでなく、文字起こしができるレコーダーやアプリが増えています。Comulytic Note Pro」もそんなレコーダーのひとつ。厚さわずか3mm、重量27gと非常にスリム&コンパクトで、専用のマグネット付きケースでiPhoneなどMagSafe対応のスマートフォンにペタッと貼り付けられるようになっています。

「Comulytic Note Pro」はMagSafe対応端末にペタッと貼り付けられるケース付き

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専用デバイスならではの快適さ

録音のスタートと停止はボタンを長押しするだけ

 「Comulytic Note Pro」は、米国シリコンバレーに拠点を置くComulytic(コミュリティック)が開発したデバイス。日本には2026年4月に上陸したばかりです。

 録音のスタート、停止はボタンの長押しで操作でき、小さなディスプレイも搭載されているので、経過時間などの情報もボタンを押せば表示できます。実はこの、ボタンを押すだけというのが意外に大切なポイント。スマホにもレコーダー機能はありますが、ロック画面を解除して、アプリを起動して、録音ボタンを押すという3ステップが必要です。

 今までは会議が始まるタイミングで、あわててスマホを操作していたのですが、「Comulytic Note Pro」はボタンを長押しするだけなので、断然スマートです。さらにスマホのレコーダー機能は、途中で着信があると強制停止されてしまうことがあったのですが、そんな心配がないのもありがたいです。ちゃんと録音されているか心配になったときも、ボタンを押せば経過を確認できます。

 そもそもスマホ内蔵のマイクは通話用に設計されているため、会議室のような環境では周囲の音を拾いにくいという弱点があります。その点「Comulytic Note Pro」は集音に特化した2基のMEMSマイクに加え、スマートフォン本体の振動から音声を拾うVPUセンサーも内蔵しています。スマホの背面にくっつけておくことで、対面の会議をクリアに録音できるのはもちろん、電話やビデオ会議の音声もしっかり拾えます。実際に会議では広い会議室で話者との距離が離れていても問題なく録音されていましたし、通話録音では周囲が結構うるさかったにも関わらず、クリアに録れていて驚きました。

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サブスク不要で文字起こし無制限

 同様のレコーダーの多くは文字起こしや要約がサブスクリプションで、月額1000〜3000円超の支払いが必要です。そんな中、この「Comulytic Note Pro」は、サブスク不要で文字起こしが無制限に利用できる、かなり貴重な存在。希望小売価格は3万円(税込、以下同)ですが、Amazonでは2万円台前半という価格で購入できます。

サブスク不要で文字起こしが無制限に利用できる(出典:Amazon.co.jp

 カラーはブラック、シルバー、オレンジの3色展開。すっきりシンプルで仕事用途にも日常使いにも自然に溶け込むデザインは、「iF DESIGN AWARD 2026」「Red Dot Design Award 2026」の世界二大デザイン賞をダブル受賞しています。

 内蔵ストレージは64GBで、連続録音可能時間は最大45時間と余裕がありますが、録音後、データはBluetooth/Wi-Fiで速やかにスマートフォンへ転送され、クラウド連携する専用アプリで文字起こしがされます。113言語に対応していて、もちろん日本語の文字起こしもばっちり。初期設定で声を登録しておくことで、自分の発言の認識精度を向上させることもできます。

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文字起こしクオリティは十分に実用的

 文字起こしはこれまでに何度も使用していますが、複数の話者がいる場合に文字起こしが細かく途切れてしまったり、人名や専門用語でわずかな誤変換があるものの、しっかり内容が把握できる十分に実用的なレベルだと思います。また要約も概要に加えて項目を箇条書きしてくれるので、あとから詳しく内容を把握できます。

文字起こしは十分に実用的なレベル
要約もしてくれる

 文字起こしの内容からAIが「アクションリスト(ToDo)」を生成してくれる機能もあります。また、発言内容から購買意向や課題感を分析してくれる「インサイト」は、営業や保険、採用など対人コミュニケーションが多い職種に役立つ機能だと思います。ほかにも「ハイライト」では、自分で重要箇所をマークしておくと、AIがその文脈を重点的に分析・サマライズしてくれます。また「Ask Comulytic」と呼ばれるチャット検索機能では、録音内容について質問することができます。

文字起こしの内容からAIが「アクションリスト(ToDo)」を生成してくれる機能も
録音内容について質問することができる「Ask Comulytic」

 アクションリストやインサイト、ハイライトのような高度なAI分析機能まで無料で利用できるのは、ほかにない魅力。ただしこうした応用機能は、月の利用回数に制限があります。本格的に分析機能を活用したい人向けに、利用無制限となる有料のプレミアムプラン(月額2980円、年払いの場合月当たり約1733円)も用意されています。

ちょっと不満点もありますが……

ケーブルは専用

 今や筆者にとっては打ち合わせや取材に欠かせない存在になっている「Comulytic Note Pro」ですが、唯一の不満点がケーブルです。約1.5時間と充電時間が短いのはありがたいのですが、ケーブルが専用ケーブルなので、出張などに持っていくのを忘れると代替が効きません。

 待機時間は最長107日と長いので、いざ使おうと思ったら充電が切れていたということは、今のところありませんが、万が一がないとも限りません。付属ケーブルは1本だけなので、出張の度に荷物への出し入れが必要で、その点だけ、ちょっと面倒に感じています。

 とはいえ、サブスクも積み重なると結構な出費になるので、サブスクなしで文字起こしや要約といった基本機能が、無制限に使えるコスパの良さは大きな魅力。文字起こしができるレコーダーをランニングコストを抑えて使いたい人におすすめです。

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