夏は高山でも気温が高くなる日が増え、キャンプ場や低山では30〜35度になることも珍しくありません。木陰が多い場所でも、歩き続けたりテント設営をしたりしているうちに体温は上がり、気づかないうちに熱中症のリスクが高まっていることがあります。
筆者自身も登山やキャンプの取材を続けるなかで、「景色を楽しんでいたら水分補給を忘れていた」「風があるから大丈夫だと思っていたら、思った以上に体力を消耗していた」という経験が何度もありました。そこで今回は、登山やキャンプで実践している暑さ対策のコツを紹介します。
帽子に首や顔まで覆えるシェードをプラス
登山やキャンプでは帽子をかぶる人がほとんどですが、真夏は帽子だけでは十分とはいえません。特に首の後ろは長時間日差しを浴びやすく、知らないうちに体力を奪われてしまいます。そこでおすすめなのが、シェードを活用することです。
最近は首の後ろまで覆えるシェード付きの帽子が多く販売されているほか、今使っている帽子に後付けできるシェードもあります。新しく帽子を買い替えなくても取り入れやすいので、気軽に試せるのも魅力です。
首や耳、頬のあたりまで日差しを遮るだけでも、体感温度はかなり変わります。日焼け対策にもなるため、長時間の登山や、設営・撤収で日向にいる時間が長いキャンプでは特に効果を感じやすいでしょう。
一方で、シェードで覆う範囲が広い分、風通しが悪く感じることもあります。蒸れが気になる場合は、通気性の良い素材を選んだり、休憩中はシェードを外したりして調整するのがおすすめです。
帽子をかぶっているから大丈夫と思いがちですが、首元までしっかり守ることで熱の蓄積を抑えられます。夏のアウトドアシーンでは、帽子とシェードをセットで着用するのがちょうどいいと感じています。
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首元をこまめに冷やそう
夏の登山では、体温が上がり切ってしまう前にこまめに体を冷やすことも大切です。筆者がいつも持ち歩いているのが、手ぬぐいやクールタオルです。沢や水場がある場所なら水でぬらして軽く絞り、首に巻いたり首筋や額を拭いたりするだけでも、かなり気持ちよく感じます。キャンプ場でも、水道でぬらして使えるので手軽です。
最近は、簡単に冷感が得られるクールタオルも多く販売されています。ドラッグストアなどで手軽に買えるものも多くあり、暑い季節のアウトドアでは一枚持っておくと重宝します。
ポイントは、「暑くなってから冷やす」のではなく、休憩のたびに首元を冷やすことです。首には太い血管が通っているため、効率よく体温を下げやすくなります。歩き続けてから一気に休むよりも、短時間でもこまめに体を冷やす方が疲れにくい印象があります。
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真夏でも保温ボトルを活用
保温ボトルというと、冬に温かい飲み物を持ち歩くイメージが強いかもしれません。しかし真空断熱構造などの保温ボトルは、真夏のアウトドアでは保冷ボトルとして活躍します。
筆者はよく、保温性能の高いボトルに氷をたっぷり入れて持って行きます。飲み物を注ぐたびに氷を加えれば、冷たい状態を長く保てますし、暑さでつらくなったときには氷を口に含むだけでもクールダウンになります。
特にサーモスの「山専用ボトル」は、保温性能だけでなく保冷性能も優れているため、長時間の登山でも冷たさを維持しやすいのが魅力。休憩のたびに冷たい飲み物を飲めるだけで、疲労感が軽減されたように感じます。
また、汗と一緒に塩分も失われています。水だけを大量に飲むのではなく、塩分タブレットやスポーツドリンク、塩分入りのおやつなどを組み合わせることも大切です。
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