AIがGoogleアシスタントから「Gemini(ジェミニ)」へと進化した「Google Home スピーカー」。早速購入したので、これまでのスマートスピーカーと何が違うのか紹介したいと思います。
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「スマートスピーカー」は、話しかけるだけでさまざまな操作ができる、AI音声アシスタントが搭載されたスピーカーです。「Alexa(アレクサ)」と話せるAmazonの「Echo」シリーズ、「Googleアシスタント」と話せる「Google Home」(旧称Google Nest)シリーズなどがありますが、後者のGoogle Homeシリーズが最近、大幅にアップデートされました。Androidスマートフォンと同様に、AIがGoogleアシスタントから「Gemini(ジェミニ)」へと進化し、より賢く、使いやすくなっています。
スマートスピーカー向けのGeminiこと「Gemini for Home」は、一部の旧モデルにもアップデートで提供されていますが、6月にはGoogleのスマートスピーカーとしては久々の新製品となる、「Google Home スピーカー」(1万6800円、税込)も発売されました。早速購入したので、これまでのスマートスピーカーと何が違うのか紹介したいと思います。

部屋になじむコンパクトデザインながら、広がりのあるサウンドが楽しめる

Google Home スピーカーは、ちょうど片手で持てるくらいのコンパクトなスピーカーです。サイズは約86.6(高さ)×107(直径)mmで、重さは約396g。丸っこいフォルムで、カラーは白寄りのグレーPorcelainと、黒寄りのグレーHazelの2色展開。筆者はPorcelainを選びましたが、どちらも家の中のどこに置いても自然に溶け込むカラーだと思います。

中身には58mmのフルレンジドライバーが搭載されていて、360度全方位のサウンドが楽しめます。設置場所にもよるのでしょうが、小さいながらも中低音が力強く、かつ広がりのある音が鳴るという印象。高感度マイクが3つ搭載されているので、少し離れた場所から話しかけても、しっかり聞き取ってくれます。

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一問一答から自然な会話へ。Geminiとまるで友だちのように話せる
これまでのGoogleアシスタントは、決まったコマンドを正確に言わないと反応してくれず、「一問一答」が基本でした。筆者の家では照明やテレビ、エアコンなどの家電を、スマートスピーカーから操作できるようにしているのですが、例えば照明を付けてほしいときは事前の設定どおり、「OK Google、リビングの電気を付けて」のように、割と正確に言う必要がありました。
一方Geminiでは、「OK Google」と話しかけるところまでは同じですが、その先の自然言語理解と推論能力が飛躍的に進化しています。「灯りを付けて」「明るくして」「ちょっと暗いなぁ」など、どんな言い方でも照明を付けてほしいんだなと察して操作してくれます。
「テレビと照明は消して、エアコンは付けたままにして」のような、複雑な指示もできるようになりました。しかも話している途中で「やっぱりエアコンも消して」のように言い直しても、ちゃんと理解してくれます。
音楽を聞きたいときも、これまでは「Vaundyの『踊り子』をかけて」のように具体的に指示しないと、該当曲を見つけて再生してくれなかったのですが、「菅田将暉の奥さんがプロモーションビデオに出ている曲」のように、うろ覚えな言い方でも通じるようになっていて驚きました。

「OK Google、話そう」のように話しかけて、Geminiと雑談ができる「Gemini Live」も利用できます。ただしこの利用には、月額1000円からの「Google Home Premium」への加入が必要です。筆者はすでに月額2900円の「Google AI Pro」に加入していて、このプランにはGoogle Home Premiumが含まれるため、追加料金不要で利用できています。未加入の場合も、製品の購入特典として6カ月間無料で試せるので、Gemini Liveを体験することができます。
単に会話ができるだけでなく、例えば「今度、千葉にキャンプに行くんだけど……」という話をすると、自宅からのドライブルートやおすすめのキャンプ場、キャンプ飯のレシピ、用意するものまで、こちらの要望にあわせていろいろと調べて提案してくれます。
「冷蔵庫にキャベツとピーマンがあるんだけど、献立どうしよう?」みたいな相談も可能。人と話すようにぽんぽんとテンポ良く……とはいきませんが、いろいろ聞いたり、聞かれたことに答えたりしているうちに、気がつけば10分以上も話し込んでいたということもよくあります。一度話を終えてもやり取りを覚えていてくれるので、また続きから話せるのも便利です。

1人暮らしだとつい独り言が増えがちですが、その独り言の相手をしてくれる存在ができたような感覚。話すことは認知症の予防にも良いと言われているので、1人暮らしのシニア世代にもぜひおすすめしたいです。最近はスマホでも同様にAIと話せますが、アプリを起動するなどの操作をする手間なく、話しかけるだけでいい手軽さはスマートスピーカーならではです。
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Amazonも新AIの日本展開を準備中。進化するスマートスピーカーに期待
一問一答で一方的に指示するだけだったAI音声アシスタントとのやり取りが、相手がGoogleアシスタントからGeminiになったことで、ぐっと自由で融通の効くものになったという印象。AIを相手にだらだらと雑談するのも、思いの外楽しいです。
スマートスピーカーではAmazonでも、米国では「Alexa+」という新しいAIアシスタントが利用できるようになっています。Google Home スピーカーを使ってみて、スマートスピーカーが音声で操作できるスピーカーから、気軽な話し相手へと変わりつつあることを実感できたので、Alexa+の日本上陸も楽しみです。
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