Appleの最新スマートウォッチ「Apple Watch Series 12」を3つのポイントでチェックしていきます。
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Appleは9月18日に「Apple Watch(アップル ウォッチ)」シリーズの最新モデル「Apple Watch Series 12」を発売しました。価格は7万1800円(税込、以下同)から。新しいケース(筐体)素材の選択肢、強化されたセンサーや機能など、派手ではないマイナーアップデートではあるものの、堅実に進化を遂げている印象です。

本稿では、Apple Watch Series 12の概要について、3つのポイントを追ってチェックしていきましょう。
Apple Watch Series 12|新たにセラミックケースを選択可能に
Apple Watch Series 12のケースサイズは、従来通り42mmモデル・46mmモデルの2種類で展開されています。
ケース素材については、従来のアルミニウム、チタニウムに加えて、セラミックも選べるようになったのがトピック。セラミックケースが選べるのは、2019年に発売された「Apple Watch Series 5」以来ですから、約7年ぶりですね。
ケースごとの価格とカラーバリエーションは以下の通りです。

ケース周りで仕様が変わったポイントとしては、アルミニウムケースモデルの画面コーティングが「Ceramic Shield 2」へと強化されたことを抑えておきましょう。これにより前世代機と比べて60%頑丈になったとうたわれています。
なお、ブランドコラボモデルとしては、HermesコラボとNikeコラボが健在。特に、Hermesコラボモデルは「ラディアントゴールド」と「シルバー」の2色の仕上げから選択可能です。42mm・46mmの2サイズ展開で、価格は23万3800円から。バンドについてもエレガントな「サテン・クルー・ド・セル」や「H」のニットストライプをあしらった「ロカバール・クラブ」などが新たに追加されています。
また、Nikeコラボモデルに関しては、NikeスポーツバンドおよびNikeスポーツループのラインアップに多くの新色が用意されています。
Apple Watch Series 12|センサー強化に「準備度」アプリも追加
機能面での進化については、搭載するチップセットが最新世代の「S11」となり、さらにセンサー類を刷新したことがトピック。心拍数やHRV(心拍変動)に関して、バックグラウンドでの測定頻度が高まっています。具体的に、心拍数は5秒ごとに、HRVは5分おきに測定されます。こうした頻度は、従来モデルの「Apple Watch Series 11」のそれと比べると、なんと心拍数で60倍、HRVで24倍です。

ただし、バックグラウンドで測定した各種のヘルスケア指標は、単なるデータでしかありません。そのままの数値を見ても、筆者を含め、一般ユーザーにはちんぷんかんぷんです。そこで、これらを生かすためには分かりやすい指標を示してもらう必要があります。Appleが今回追加してきた「準備度スコア」という機能も、こうした役割を担うものです。

新しい「準備度」アプリでは、ユーザーの最近のアクティビティ、トレーニングの負荷、バイタル値、睡眠スコアを分析したうえで、その日のスコアを0〜10の範囲で示します。また、スコアの数値は「休養」「無理せずに」「準備完了」「絶好調」という4つの分類を伴って表示されます。つまり、ユーザーは、その日にトレーニングをしていいのか、日常の活動も無理しない方がよいのかどうかなどを、客観的に確認できるというわけです。
ただ、算出の精度や仕組み自体は異なるかもしれませんが、その日の体調がスコアで表示されるという体験は、競合のスマートウォッチブランドではすでによくあるもの。筆者の感覚としては、インパクトのある新機能が出てきたというよりも、ようやく搭載された——という方に近いです。
さて、気になってくるのは、バッテリー消費が増加しているのかどうか。仕様表の数値を確認する限りでは、Serise 11とSeries 12は共に最大24時間で、低電力モードだと最大38時間です。チップセットが高性能化し、センシングシステム自体が改良されたことで、数値は維持されているのでしょう。バックグラウンド測定の進化に伴うデメリットは、おそらくないと思っておいて大丈夫だと思います。
Apple Watch Series 12|音声関連のAI機能が豊富
Apple Watch Series 12を含め、今季の新製品ではAI機能が強化されます。まず、10月にSiri AIの日本語対応(β版)が予定されており、これによってボイスコマンドで実行できる処理の幅が広がります。また、周囲で流れているBGMなどを検索できる「Shazam」機能が強化されてスマートスタックのミュージック認識ウィジェットに曲名とアーティスト名が自動表示されるようになることもポイントです。

なお、アクセシビリティの文脈では、オンデバイス処理で玄関のチャイムや赤ちゃんの泣き声などを認識して通知する「サウンド認識」機能が追加されることも押さえておきましょう。
そのほか、日本語対応時期は未定ですが、製品発表時には会話の要点をメモする「Siri Recap」や、Digital Crownの2度押しで聞き逃してしまった15秒前までの会話をテキストで振り返る「ライブ早戻し」などの機能も発表されています。もしそのうち、こうした機能が全て日本語対応を果たしたら、Apple Watchの役割も一気に幅が広りそうですね。
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