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2026/10/07 12:00(公開)

【7回見てもまだ見たくなる】映画版『ちいかわ』が新規ファンを沼に引きずり込むこれだけの魅力

『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』はなぜ、コアなファンも新規のファンも魅了し続けるのでしょうか。7回映画を視聴した筆者が、その特徴を整理します。

「映画ちいかわ 人魚の島のひみつ」が大ヒットを続けています。何度も劇場へ足を運ぶコアなファンだけでなく、映画をきっかけに「ちいかわ」にハマる人も増えています。映画の公開後、ちいかわ人気はどう変わったのでしょうか。映画を7回鑑賞した筆者が、作品の魅力とその影響を振り返ります。

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ナガノ先生がこだわりまくった入場者特典も功奏 興収168億円超の大ヒットへ

 「映画ちいかわ 人魚の島のひみつ」は、2026年7月24日に公開されました。公開直後から好調なスタートを切った同作品は全国447館で公開され、初日の興行収入は9.9億円。公開3日間で22.4億円、観客動員150万人を突破しました。

 その後の興行収入増加を押し上げた要因の1つとみられるのが、複数回にわたって配布された入場者特典です。

 入場者特典第1弾は、全8種の「チャームミニフィギュア」をランダムで配布。その後も「ボンボンドロップシール」やプルバックカー「ごきげんセイレーン♪」などが登場しました。特にプルバックカーは、特定の時期に子ども時代を過ごしたある映画作品のファンにとって懐かしさを感じさせる一品となったという声がありました。

 こうした施策もあり、公開から約1カ月で興行収入は100億円を突破。2026年9月28日には、公開66日間で観客動員1155万人、興行収入168.5億円を超えたことが発表されました。

 筆者自身は、入場者特典や4DX版の上映をきっかけに、作品を計7回鑑賞しました。7回も鑑賞した理由は、次々発表された入場者特典だけではありません。音楽やキャラクターの表情、背景の細かな描写など、映画を見返して初めて気付く部分が多々ありました。

 ちなみに筆者は映画公開初日に鑑賞しようと、東宝グループの会員向け早期予約に挑戦しました。予約開始直後はアクセスが集中したためかエラーが相次ぎましたが、なんとか朝8時55分の回を確保できました。

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映画から「ちいかわ沼」へ 新たなファンを獲得した理由は

 映画版の原作は、2023年3月から11月に発表された長編エピソード、通称「セイレーン編(島編)」です。コミックスでは第8巻に全編が収録されています。

 映画版では、原作者のナガノ氏が「原作・脚本」を担当しました。公式インタビューによると、作画や絵コンテなど細かな部分も確認したといい、映画化に深く関わっています。

 ナガノ先生が深く関与した映画版の視聴をきっかけに「ちいかわ」への印象が変わった人もいるようです。

 ちいかわに登場するキャラクターは、その外見や所作から、かわいらしい存在として知られています。一方原作では、その見た目とは対照的に、切なさや怖さ、理不尽さを感じさせる場面が少なくありません。

 映画でも、こうした「かわいさだけではない」部分が描かれています。映画視聴以前はちいかわをキャラクターとしてしか知らなかったものの、映画をきっかけに作品独特の世界に興味を持ったという人もいます。

 お笑い芸人のなだぎ 武さんもその一人です。映画を見る前は、「どうせ終始可愛い世界観で」という先入観を持っていたそうですが、鑑賞後は「この作品、兎に角緻密」と絶賛。その後はコラボ企画への参加やグッズ購入など、ちいかわ関連の投稿を続けています。

 漫画「はじめの一歩」の作者、森川ジョージ氏も、周囲に勧められたことをきっかけにアニメや原作を見始め、Xでちいかわについて繰り返し投稿しています。

 映画のヒットは、既存ファンを劇場へ呼び込んだだけではありません。「ちいかわはかわいいキャラクター」というイメージを持っていた層に、作品のストーリーや世界観まで知ってもらう入り口にもなっているようです。

出典:Amazon.co.jp
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7回見ても楽しめた 映画”ならでは”の魅力は

 筆者が7回鑑賞して感じたのは、原作のストーリーを知っていても、映画ならではの楽しみが多いことです。その1つが「音楽」です。

 原作コミック版では、歌や音を印象的に使った描写がたびたび登場します。テレビアニメ版では、それらが実際の楽曲や音として表現され、「ひとりごつ」や「パジャマパーティーズのうた」などが作品を彩ってきました。

 「島編」でも音楽は重要です。島に到着した際の「島のうた」や、ハチワレが歌う「今日の日はさようなら」、セイレーンの歌を使った攻撃、うさぎのラップなど、原作にも歌を想像させる場面が数多く登場します。

 映画では、そこに実際の歌声や音響、映像が加わりました。セイレーン登場時の迫力や、うさぎのラップのコミカルさ、キャンプファイヤーで歌われる「今日の日はさようなら」など、原作とはまた違った印象を受ける場面があります。映画版を初めて見た筆者は、「これはミュージカル的な映画になるのでは?」と思ったほどでした。

 映画のオリジナルサウンドトラックは、CDや配信で発売されています。劇中曲の一部はJOYSOUNDやDAMでも配信されており、映画を見終えた後も名シーンに思いをはせることができるのもうれしいところです。

出典:Amazon.co.jp

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