Xbox Live「裏マニュアル」その1――まずは基本をおさらいしよう:Xbox LiveがXbox 360の楽しさを増幅する(3/4 ページ)
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Xbox Liveを利用するために必要なもの
こういった、Xbox Liveで提供されているさまざまなサービスを利用するにはどうすればいいのだろう。
まず、最低限必要になるものは、インターネットに接続できるブロードバンド回線だ。Xbox Liveは、モデムによる低速なインターネット接続では利用できないため、ADSLやFTTHなどのブロードバンド回線が必須となる。
Xbox 360側で必要となるハードウェアは特にない。Xbox 360本体には、ブロードバンド回線に接続するためのLANコネクタが標準で用意されているので、ブロードバンド回線に付属のLANケーブルを利用して接続するだけでいい。つまり、HDDが付属しない「Xbox 360 コアシステム」を買った人でも、Xbox Liveのサービスは利用可能である。
ただし、Xbox Live マーケットプレースのコンテンツダウンロードサービスを利用するには、ダウンロードしたデータを保存するためのHDDやメモリーカードが必要となる。Xbox Live マーケットプレースは、Xbox Liveの核となるサービスの1つで、利用できなければXbox Liveの魅力も半減してしまう。また、Xbox Live マーケットプレースで配信されているデータは、メモリーカードに収まりきらないほどの大容量のデータも多数ある。つまり、Xbox 360 コアシステムでは、HDDを別途購入して取り付けない限り、利用できるサービスがごく一部のものに限定されてしまうわけだ。そのため、Xbox 360 コアシステムを買った人がXbox Liveを利用するためには、HDDの購入も必須と考えておいた方がいいだろう。
また、ボイスチャットを楽しみたい場合には「Xbox 360用ヘッドセット」が、ビデオチャットを楽しみたい場合には「Xbox Live ビジョンカメラ」が必要となる。ちなみに、Xbox Live ビジョンカメラが含まれるパッケージ「Xbox Live ビジョン」には、Xbox Live ビジョンカメラに加えてXbox 360用ヘッドセットや「Xbox Liveゴールドメンバーシップ」の1カ月利用権、Xbox Live アーケードで配信されているカジュアルゲーム「UNO」のダウンロード権が含まれていてお得だ。
また、ビデオチャットを利用するつもりがないなら、Xbox 360用ヘッドセットとXbox Live ゴールドメンバーシップの12カ月間の加入権、ネットワーク対応ゲーム「テトリス・ザ・グランド・マスターズ」、200ポイント分のマイクロソフトポイントが含まれる「Xbox Live プレミアム ゴールド パック」もある。
Xbox 360用ヘッドセットを新たに購入したり、Xbox 360用ヘッドセットを追加購入しようと考えている場合には、「Xbox Live ビジョン」や「Xbox Live プレミアム ゴールド パック」の購入をお勧めする。
「Xbox Live シルバーメンバーシップ」と「Xbox Live ゴールドメンバーシップ」の違いとは?
Xbox Liveの各サービスを利用するには、Xbox Liveにサインアップしてユーザー登録するする必要がある。このとき、「Xbox Live シルバーメンバーシップ」と「Xbox Live ゴールドメンバーシップ」という2種類の会員ランクが用意されており、どちらの会員ランクを利用するか選択するようになっている。
Xbox Live シルバーメンバーシップは、簡単に言ってしまえば無料会員である。利用できるXbox Liveのサービスは、ゲーマータグの登録とゲーマーカードの作成、ゲーマータグを使ったテキストメッセージの送受信やボイスチャット、Xbox Live マーケットプレースからのコンテンツダウンロードなど。Xbox Live マーケットプレースからダウンロードできるコンテンツは、無料のものだけでなく有料のものも対象となっている。
それに対し、Xbox Live ゴールドメンバーシップは有料会員だ。1カ月、3カ月、12カ月単位での会費を支払うことで、Xbox Live シルバーメンバーシップでは利用できない一部のサービスが利用可能となる。そのサービスとは、ネットワーク対応ゲームの対戦プレイや協力プレイ、対戦相手を探すマッチメイキング機能、Xbox Live マーケットプレースで配信されるXbox Live ゴールドメンバーシップ限定コンテンツのダウンロード、Xbox Live ビジョンカメラを利用したビデオチャットなどとなっている。つまり、ネットワーク対応ゲームを利用した対戦プレイを楽しみたい場合には、基本的に有料会員であるXbox Live ゴールドメンバーシップへの加入が必要となるわけだ。
ただし、Xbox Live シルバーメンバーシップでも、ネットワーク対応ゲームを楽しめないわけではない。Xbox Live マーケットプレースで無料配信されている体験版の一部では、Xbox Live シルバーメンバーシップ会員でも対戦プレイが楽しめるものもある。加えて、Xbox Live シルバーメンバーシップに登録した日から1カ月間は、Xbox Live ゴールドメンバーシップのサービスを全て無料で利用できる。つまり、いきなり有料会員であるXbox Live ゴールドメンバーシップへ加入しなくても、まず無料会員のXbox Live シルバーメンバーシップに加入し、1カ月間無料でXbox Live ゴールドメンバーシップのサービスを利用したうえで、Xbox Live ゴールドメンバーシップへの加入を考えればいいのである。
種別 | Xbox Liveシルバーメンバーシップ | Xbox Liveゴールドメンバーシップ |
---|---|---|
会費 | 無料(登録後1カ月間はXbox Liveゴールドメンバーシップ相当) | 1カ月:819円 3カ月:2079円 12カ月:5229円 |
ゲーマータグの登録 | ○ | ○ |
ゲーマーカードの作成 | ○ | ○ |
フレンドリストの作成 | ○ | ○ |
テキストメッセージの送受信 | ○ | ○ |
ボイスチャットの利用 | ○ | ○ |
Xbox Liveマーケットプレースの利用 | ○ | ○ |
Xbox Liveアーケードの利用 | ○ | ○ |
有料コンテンツのダウンロード | ○ | ○ |
ネットワーク対応ゲームの対戦プレイ | △(一部のゲームのみで可能) | ○ |
マッチメイキング | × | ○ |
Xbox Liveゴールドメンバーシップ専用コンテンツのダウンロード | × | ○ |
Xbox Live ビジョンカメラを利用したビデオチャット | × | ○ |
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制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年12月31日