1998年5月22日

「Dreamcast」のシンボルマーク

うずまきが持つ意味

 「Dreamcast」のシンボルマークには,うずまきのようなデザインのものとなった(図)。

 土星をベースにしたサターン,英語を上手く組み上げたプレイステーションなど最近のゲームのシンボルマークは,10代〜30代くらいにウケがいいような「かっこいい」ものが多かった。しかし,「Dreamcast」のキャンディーのもようのようなイメージ優先のやわらかいデザインは,子どもからお年寄りまで幅広い層に覚えてもらえる分かりやすいものとなっている。代々他機種と比べるとコアユーザーが多いと言われてきたセガのコンシューマー機のイメージを払拭する迫力さえ秘めている。

 このデザインの由来について,セガの代表取締役の入交昭一郎氏は,「このシンボルマークは宇宙の広がりや人間の無限の可能性をイメージしたもので,それがうずまきや竜巻のように中心から外へ向かっていく円の動きで表現した」と説明した。同時に無限の可能性を持つデジタルエンターテイメントの世界を表現したものでもあるという。何か分かったような分からないような気もするが,デザインなんてこんなものかな?

INFORMATION

セガ・エンタープライゼス
URL: www.sega.co.jp

 うずまきの色にはあざやかなオレンジが採用された。「オレンジは幸運をもたらすと言われ,愛や幸福の象徴とされている。モデムを搭載してネットワークで人と人を結びつけるDreamcastにはぴったりの色」(入交氏)。 個人的にSG-1000時代からのセガの家庭マシンのイメージカラーは,青系の気がするのだが,みなさんはいかがです? 逆に言えば「Dreamcast」はもう過去を引きずっていないとも言えるのかも知れない。

 オレンジ色のうずまきが街に溢れる半年後が待ち遠しい。それにしてもこのシンボルマークどっかで……。あ,そういえばセガマークIIIで「天才バカ○ン」のアクションアドベンチャーがあったなあ。まさか……。

[ITmedia]

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