6月の発売に向け,着々と開発が続けられている「英雄伝説VI 空の軌跡」。今回その開発バージョンが編集部に届いたので早速プレイしてみたぞ。
まずなんといっても目を惹くのがその美しきグラフィック。ゲーム画面を見ていただければわかるとおり,屋外・室内を問わず,非常に細かなところまで描き込まれており,さすがファルコムといったビジュアルを堪能できるぞ。
また,これまで2Dで描かれていたゲーム画面は,昨年発売された「イースVI 〜The Ark of Napishtim(ナピシュテムの匣)〜」同様フル3Dへと進化した。
しかも,イースVIではプリレンダリングされていたのに対し,今作ではリアルタイムレンダリングを採用したことで,自由自在に視点変更できるようになったのが特徴だ。
これにより,さまざまなカメラワークや特殊効果による演出が随所に取り入れられており,イベントシーンや戦闘などを盛り上げてくれる。
■ファルコムお家芸ともいえる精細なグラフィック。部屋の中の小物にいたるまで細かに描かれており、自由自在に視点を変更できるぞ。
それらに加え,キャラクターたちも細かな動きで物語の演出をサポートしているのはこれまでのシリーズ同様。コミカルな動きは見ているだけでも楽しいぞ。
ゲームは,見習い遊撃士(ブレイサー)の主人公が,所属している遊撃士協会からの依頼をこなしていくことで進んでいく。
この依頼は自分で選んで受けることができるため,自由度の高いプレイが可能になっているのだ。
■シリーズ伝統といえるキャラクターのさまざまな仕草は今作でも受け継がれているぞ。 |
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■アーツ(魔法)はさまざまなな効果のものが用意されている。状況に応じて使い分けよう。 |
依頼をこなしていくことで遊撃士としてのランクが上がり,ボーナスアイテムが支給される。
今作ではクオーツと呼ばれるアイテムを組み合わせることでキャラクターの能力を強化することができるようになっているのも特徴の一つ。
クオーツは,攻撃力や防御力などを上げたり,HPやEPを増やしたりといった効果を持っており,オーブメントにはめ込んだクオーツの組み合わせによって,アーツ(魔法)が使用できるようになっているのだ。
戦闘は,基本的に敵味方関係なく行動力の高い順に順番が回ってくるターン制バトルになっている。
画面左に縦に並んだリストが行動順を表しており,上から順に行動を開始するようになっている。行動順の横にはアイコンが表示されることがあり,これによって行動に攻撃力アップや回復,クリティカルなどといったボーナスが加わるぞ。
■行動順のターン制バトルを採用。行動順リストの横にあるアイコンの順番になるようにすると戦闘を有利に進めることができるのだ。 また,必殺技は格闘ゲームのようなエフェクトとともに発動される。レベルが上がればさまざまな必殺技を使えるようになるぞ。
また,キャラクターごとに専用の必殺技(クラフト)が用意されており,これはレベルアップすることで覚えていくぞ。
敵を攻撃したり,敵から攻撃されることでCPが貯まっていき,このCPを消費することでクラフトを使用することが可能だ。
クラフトには上位バージョンのSクラフトやSブレイクがあり,Sブレイクは行動順に割り込みをかけて発動させることができ,いざというときの切り札として使用できるぞ。
今回は壮大な物語の序盤をほんの少しだけ体験することができたのだが,プレイ前よりもますます期待がふくらんできた。もう発売が待ち遠しくてたまらない。
発売まであと2カ月弱。落ち着いて待っていられないひとは,とりあえず特別限定版を予約しよう!
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