テイルズ オブ エターニア
オンライン
10月4日に突然アナウンスされた「テイルズ オブ エターニア オンライン」。PSで人気を博したRPG「テイルズ オブ エターニア」の名前を冠した本作は,コンシューマ版そのままの雰囲気を生かしたオンラインゲームとなりそうだ。
SBGでは,この注目の「テイルズ オブ エターニア オンライン」プロデューサーにミニインタビューを敢行! 現在の開発状況やβテストで見てほしい所などを聴いてきたのでお届けしよう。
第1弾スクリーンショット集はこちら。
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佐藤嘉範氏
CTクリエイターグループ ゲームデザイナーチームリーダー
プロデューサー
入社後,業務用のメダルゲーム機やプライズゲーム機などに関わり,3年ほど前からコンテンツ開発に異動。PCオンラインゲームには2年ほど前から携わっている。
田村俊彦氏
CTクリエイターグループ ゲームデザイナー
某PCメーカーにてソフトの開発に携わってきたクリエイター。PCゲーマーならだれでも知っているようなゲームの開発に数多く参加している。
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Q:まずナムコ初のMMORPGのテーマとして「テイルズ オブ」を選んだ理由をお聞かせください。
佐藤:開発は2年ほど前からスタートしましたが,その時点からMMORPGを開発したい,という思いがありました。
また今回のタイトルは,アジアでの展開も計画していました。そこでアジア圏で日本のアニメは人気があること,タイトル自体の認知度が高いこともあり,一番親和性の高い「テイルズ オブ」シリーズをMMORPGにすることが決まりました。
■ナムコ初のMMORPGとなる「TOEO」。佐藤氏は「ファンに納得してもらえるいいものを作りたい」と意気込みをあらわにする。 |
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■ラシュアンなど「インフェリア」の大地は明らかになっているが一方の「セレスティア」については「まだ秘密」だそうだ。 |
Q:その中でもMMORPGの設定として「テイルズオブ エターニア(TOE)」を選んだ理由は何だったんですか?
佐藤:一番の理由は「TOE」自体に「インフェリア」「セレスティア」という2つの異文化の大陸が設定されていることですね。長い時間遊ぶことになるので,広い世界が設定されている「TOE」ならMMORPGとして成立するだろう,ということになりました。
Q:「テイルズ オブ エターニア オンライン(TOEO)」では,どういう世界を楽しめるようになりますか?
佐藤:「TOEO」では原作である「TOE」で起きている事象が実際に起きていきます。グランドフォール(※1)が起き,リッドたちがその現象を食い止めようと冒険をしている時,別の場所でどういう事件が起きていたのか……を体験することができます。
※グランドフォール……表裏一体の大陸である「インフェリア」と「セレスティア」が引き寄せられる現象のこと。「TOE」では,この「グランド゙フォール」が起きているため,地震などの災害が頻発している。
Q:クエストはどんな感じなものが配信されますか?
佐藤:基本的にはエターニアの外伝,のような感じのものを配信します。大規模なものから1時間程度で回れるものまで,さまざまなタイプのものを用意しようと考えています。
■「基本的に原作にある地名はすべて揃っています。さらにTOEOになって新設された場所もありますよ」と田村氏。マップも広く作られているほか,「原作を知っている人だと,ニヤリと喜んでしまうシーンもあります。原作との整合性も保つようにしています」とのことなので楽しみ。
Q:「テイルズ オブ」といえばアクション要素が豊富なリニアモーションバトルが人気ですが,このシステムはオンラインでも楽しめますか?
佐藤:はい。MMORPG向けにアレンジされたリニアモーションバトルをオンラインでも遊べます。「号令」などのオートモード,セミオートも取り入れつつ,マウスで手軽に操作できるようにしました。
田村:いかにマウスでリニアモーションバトルを操作するか,というのが一番開発で難しかった部分でもあります。今は詳しくは言えませんが,例えば格闘ゲームで,「○ボタンを押すだけで遊べる」のと同時に,もっと遊びたい人ならば「コマンドを押して技を繰り出す」こともできるといった感じですね。原作にないようなシステムも入れていますよ。
Q:アクション要素が高いと56kbpsとADSLとのタイムラグも気になるところですが……。
佐藤:その問題は,サーバに新しいシステムを取り入れて解消しています。期待して下さい。
■「テイルズ」シリーズの特徴にもなっているリニアモーションバトルも再現!しかもマウス操作のみでも戦えるようだ。田村氏によると「アクションが苦手な人は号令でオートモードにしておいてチャットを楽しんでもいい」というぞ。
Q:ファンにとって気になるのは“フェイスチャット”の部分ですが,これはどのくらい用意されていますか?
田村:プレイヤーの個性を出していけるように,かなりの数を用意しています。具体的に言うと髪の毛や色,顔の輪郭,瞳の色などを選んだ上で男女ごとに変化するので,1000以上の組み合わせになりますよ。もちろん今後もパッチでどんどん増えていきます。
またチャットの内容に合わせたアクションも用意しています。
Q:「TOEO」は日本のほか,中国,韓国,台湾などでのサービスが予定されていますが,ワールドサーバを設置する予定はありますか?
佐藤:今のところありません。それぞれの地域に合った形でサービスを提供しようと考えています。
Q:2005年初頭からβテストが予定されていますが,プレイヤーに“ここを見て欲しい”点などはありますか?
佐藤:ナムコが初めて作るMMORPGで,しかもナムコの看板タイトル「テイルズ オブ エターニア」を原作にしたものとして,かなり力を入れて作っています。世界観やプレイした感じ,戦闘など全部をひっくるめて「テイルズ オブ エターニア」を感じられるかどうかをテストして欲しいと思います。
田村:「TOE」のテーマである“絆”も含めて世界観全体を見て欲しいですね。今までのMMORPGにありがちだった「戦闘してレベルアップするだけ」とは違う,新しい試みのMMORPGを作り上げていますので,ぜひβテストで体験して欲しいです。
ありがとうございました。
・メーカー:ナムコ
・テイルズ オブ エターニア オンライン 公式サイト
・2004年 PC GAME特集 INDEX
・PC GAME Special INDEX
・SOFTBANK GAMES TOP INDEX
※画面写真は開発中の為,実際の製品とは異なる場合があります。
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