【 幻想水滸伝IV 】

　古代中国とファンタジーが融合した独特の世界と，仲間だけで108人という数多くの個性的なキャラクターが登場することで人気なのはご存じの通り。その同シリーズの最新作「幻想水滸伝IV」が8月19日に発売される。

「IV」の舞台となるのは，「群島諸国」。はるか南に位置するこの諸国は，海に囲まれた複数の島々から構成される。プレイヤーはその諸国の一つ，ガイエン公国の海上騎士団員として物語を紡ぐことになる。

　主人公（プレイヤー）は長く厳しい船上訓練を経て晴れて騎士団員となったばかり。彼に初仕事として任命されたのは，ある貨物船の水先案内だった。主人公は，兄弟のように育ったスノウと一緒にこの仕事に就き，帆船に乗船する。

　ガイエンの領主フィンガーフート家の跡取りとして育ったスノウは，主人公にとって兄のような存在だった。

　時が過ぎ，なにごともなく航海を終えようとした主人公とスノウ。……が，そのとき，左手に「罰」の紋章をたずさえた海賊・ブラントが目の前に現れる……。

■「ずっとこのまま，楽しい日が続けばいいのに……」とつぶやくスノウ。そんな願いを無視するかのように，運命は過酷な道へと二人を導く。

■旅の途中で出会う最大108人の仲間たち。ストーリー上で必ず仲間になる者もいれば，条件を満たさないと仲間になってくれない人も。

「IV」の戦闘は，4人のメンバーが横一列となり，コマンドを入力していくシンプルなタイプ。コマンド入力が終わると敵味方が一斉に行動し，あっという間に戦闘が終了する仕組みだ。

　魔法のような攻撃を繰り出す紋章攻撃，複数キャラクターの組み合わせでさまざまな効力の攻撃ができる協力攻撃など，コマンドの種類も豊富に用意されている。

　そしてもう一つ「幻想水滸伝IV」で起こる戦闘は，ストーリー上，重要な場面で起こる特殊な戦闘“一騎討ち”。主人公 VS 敵のボスなど，敵キャラと1対1で正々堂々と戦い抜くものだ。

■海賊のボス，ブラントとの一騎討ち！この戦いの後，襲いかかる運命を主人公たちはまだ知らない……。

■戦闘ではキャラの組み合わせによって協力攻撃が発動！「美少女攻撃」など，お馴染みの攻撃もバッチリだ。

　一騎討ちで使用するコマンドは，敵のHPを削る“攻撃”，ダメージを軽減する“防御”，大ダメージを与える“必殺”が基本となる。“攻撃”は“防御”で防げるが，“防御”は“必殺”で破られる。さらに“必殺”は“攻撃”で防がれ，さらに反撃をも喰らってしまう……という形式で戦いは進んでいく。

　一切の小細工は通用せず，ただ敵のセリフから攻撃を読みつつダメージを与えるほかない,緊迫した一戦が楽しめる。

　このほかにも船同士がぶつかり合う迫力の“海戦”，一服の清涼剤となるミニゲームなどお楽しみ要素も満載。戦いの中で仲間となる108人のキャラクターも，力強いプレイヤーの支えとなってくれるはずだ。

　海賊・ブラントから主人公の左手へとわたる「罰の紋章」。世界を作ったと伝えられる27の紋章の一つで，宿主の生命を少しずつ奪う紋章がもたらす運命とは――物語を紐解くのは，ほかならぬプレイヤー自身だ。