押しも押されもせぬ人気作品“ハガレン”こと「鋼の錬金術師」だが，ゲームの方も，早くも続編が登場するぞ！

　続編のタイトルは「鋼の錬金術師2　赤きエリクシルの悪魔」。前作と今作では基本的なゲームスタイルは同じで，プレイヤーは“エド”ことエドワード・エルリックを操り，素手によるコンボ攻撃と，それに「錬成」した武器などを交えた，多彩な攻撃手段で群がる敵を殲滅する。

　もちろん弟の“アル”ことアルフォンスは，常にエドの側に付き従い，攻撃に加わってくれる。

　さらに同作では，ゲームシステム，ストーリー，グラフィックが大幅にパワーアップ！

■母を取り戻すため，人体錬成の禁忌を犯したエルリック兄弟。「銀弾の錬金術師」と呼ばれたジャック・クロウリーもまた，同じ悲しみを背負っていた……。

　まずストーリーは，「鋼の錬金術師2　赤きエリクシルの悪魔」アニメの第1話，エドが腕を失い，アルが鎧の体となってしまうところからスタートする。

　原作でもお馴染みの登場人物，そして今作オリジナルのキャラを交え，原作と交差しながらオリジナルストーリーが描かれる。 原作者である荒川弘氏の監修で組み上げられたシナリオをもとに展開するストーリーはかなりの手応えアリだ。

　そしてゲームを盛り上げるイベントシーンは全てフルボイスでの進行となる。ボンズが手がけるアニメムービーもふんだんに収録されており，一瞬OVA作品を観ているのかと錯覚してしまうほどのクオリティとなっている。

■本作では，「よりエドらしく」「アルらしく」アクションがパワーアップ！原作でお馴染みの体術もバッチリ再現されているぞ。

　そしてアクションパートの画面もまるでアニメ作品を見ているかのような，クオリティの高いセルシェーディング。 アニメーションパートとの違和感も全くなく，イベントシーンからそのままアクションパートに移行する感覚だ。

　アクション部分ではアルとの連携が強化され，兄弟の一体感もますます強まった感じ。障害物を乗り越えるために，アルがエドを放り投げたり，エドが錬成したアイテムをアルが使ったりと，プレイにおいても兄弟の協力は必須なのだ。

　プレイヤーが操作するエドも，さまざまな錬成を習得していく錬成スキルの導入や，攻撃方法も多彩になり，プレイの幅も広くなった。

　攻略するためには各種の錬成スキルを駆使する必要もあり，パズル要素のあるマップを進むためにもさまざまな錬金術を使いこなす必要がある。

　さらに「鋼の錬金術師2　赤きエリクシルの悪魔」には，原作者の荒川弘氏がデザインしたゲームオリジナルのキャラクターも登場する。シナリオ，アクション，グラフィックともに，ハガレンファンも納得の作品となるはずだ。

■ロイ，ヒューズ，リザ，アームストロング，ハボック……などなど，軍部のメンバーももちろん登場！あの名シーンもゲームで楽しめる！

■しかも今作では，ロイやリザが一緒に戦ってくれる場面も！ 兄メカやウシさん（!?）など，鋼ファンならニヤリとしてしまう仕掛けも満載だ。