どのシーンが人気？「鋼の錬金術師」イベント開催！

2004年9月3日

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　8月21日と28日，東京と大阪にて「鋼の錬金術師サマーフェスティバル」が開催された！

　このイベントは，ソニー・ミュージックのハガレンSUMMERキャンペーンの一環として行われたもの。多数応募の中から抽選で選ばれた人だけが参加できたイベントとなった。東京では21日に東京・厚生年金会館にて，大阪では28日に御堂会館で行われた。

　そのうち，SBGが取材にお邪魔したのは，21日開催の東京会場。厚生年金会館前には開場前から多くのファンが並び，用意された1800席は瞬く間に埋まる。ロビーは物販コーナー，荒川先生の原画展示コーナー，9月22日発売のPS2「鋼の錬金術師 エリクシルの悪魔」試遊コーナーが設置され，こちらも多くのファンで賑わっていた。

　そしていよいよイベントがスタート！　黄色い声援の中登場したのは，40度の熱を押して（！）出演したエド役の朴路美さんほか，アル役の釘宮理恵さん，スカー役の置鮎龍太郎さん，ラスト役の佐藤ゆうこさん，グラトニー役の高戸靖広さん，エンヴィー役の山口眞弓さん，ヒューズ役の藤原さんら7人の声優陣だ。アニメで中心的役割を果たす彼らを迎え，楽しいハガレン・トークが繰り広げられたのだ。

「スカーは国家錬金術師の追っかけ」（釘宮さん），「印象に残ってるシーン？（22話で）エドをボコボコにしたところ（笑）」（山口さん），「スカーはラストに過去話をドヮーっと言いましたね〜。もっと分散すればよかったのになぁ」（置鮎さん），「“鋼の錬金術師”は（セリフで）言いにくい！」（全員）と，それぞれにアニメの思い出話が語られたが，中でも一番盛り上がったのが，会場のファンが選んだ「印象に残ったシーン・ベスト10」だ。

　注目のベスト10，4位までの順位は以下のとおり。

　ここまではキャスト陣も予想通り，といった感じ。朴さんからも「『合成獣が哭く夜』の場面は初めて泣きながらアフレコしました」と裏話も聴くことができた。……が，このあと声優陣を驚愕させたのは上位のランキング。問題の名シーンとは……

　そう，声優陣が驚愕した理由は，シリアスなシーンよりもギャグのシーンが上位に来ているから。原作の漫画でも有名なシーンのため，ファンは納得……という様子だったが，声優陣はとにかくビックリしていたよう。ロイのシーンが多いことについても「オレとロイ，どっちが好きなんだぁっ」（朴さん）と納得がいかない様子だ（笑）。

　ちなみに1位に輝いたのは，25話「別れの儀式」の「ロイが『雨が降ってきたな……』と言うシーン」。ロイとヒューズの友情，そしてヒューズ想いの一面がファンの心をつかんだようだ。

　当のヒューズ（藤原さん）からは，「ロイは『あんなかっこつけやがって……』といつも思ってました。ヒューズの死後，家を訪ねているのだってなにを目的で行ってんだか……（笑）」なんて言葉も。もしヒューズが生きていたら，ロイに向かって同じ言葉を言うかもしれない……なんて思ったのは記者だけではないだろう（笑）。

　このほかイベントでは，「ウロボロスの紋章を描きなさい」「アルを描きなさい」などの問題で声優陣のハガレン・マニア度を測るクイズ「鋼の錬金術師査問会」が実施。さらに荒川弘先生サイン入りイラスト集などがプレゼントされた「大抽選会」も行われ，イベントは終了した。3時間に及んだサマーフェスティバルは声優陣とファンの手によって見事に錬成され，幕を閉じたのだ。

　最後にはキャスト陣から「放送開始からもうすぐ1年，もうちょっとで終わりですけれど，気持ちでエド・アルを応援していきたいと思います」（ビデオメッセージ・豊口めぐみさん），「あと4話，怒涛の展開をしていきますので最後まで楽しんでください！」（ビデオメッセージ・水島監督），「あともうすこし。キャスト陣もがんばりますので，『鋼の錬金術師』を応援してくださいね！」（朴さん）とメッセージが贈られた。来年夏には劇場版も予定されているが，まずはあともう少しで最終話を迎えるアニメ「鋼の錬金術師」を，1話も見逃すことなく見守っていこう！

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