■インターミッション:リプをつれて歩こう
さあ今日は家畜たちの世話も早めに済んだので,リプをだっこして散歩に出かけてみよう。
あまりウロウロしすぎると,みんなに親バカだと思われてしまうだろうか。
■「わすれ谷」の住人に子供を見せびらかすリプオ。クリスさんなどはリプの占いを始める始末だ。
■パドッグは子供の患者によく泣かれていることが判明。落ち込んでいるガリ爺さんもさすがに顔をほころばせる。バァンには玩具を売りつけられる事になった。
■牧場経営の醍醐味
さて,この牧場にきてから数年。僕もどうやら一人前の牧場主になれたようだ。最後に,今の牧場の規模をお伝えしていこう。
乳牛は全部で3頭にまで増えた。最初からいた牛とその子牛,そして新しく買ったスターモウ品種。そのスターモウ品種も,そろそろ子牛を生む頃合。もし生まれた牛がメスなら,4頭もの乳牛のオーナーとなれるわけだ。
食糧問題を心配していたのは昔の話。今では牧草地には草が青々と茂り,牛に食べさせるだけでなく「かいば」を徐々に備蓄していくこともできるほど。
■「かいば」備蓄!これならもし悪天候がしばらく続いても,牛たちを飢えさせる心配はなさそうだ。
ニワトリたちも朝晩のスキンシップがよかったのか,「きんのたまご」を生むように。収益性がイマイチだと思っていたニワトリ小屋が,がぜん輝いて見え出した。我ながら現金なものである。
■「きんのたまご」を生むようになっても,機嫌をそこねれば元に戻ってしまう。それまで同様,動物とのコミュニケーションは欠かさないように。
出荷額も1500Gを上回る日もちらほら現れはじめた(品質のいいミルクが大量にとれる春のみだが)。これを元手に,今後は比較的世話の楽な果樹に力を入れていくつもりだ。
■出荷品の数が増え,さらに出荷額も大幅アップ。どこまで成長させられるだろう?
毎日の仕事で起こる変化はほんの些細なものでしかない。だがくじけずに,その小さな変化を積み重ねていく。
これが僕がこの数年間でつかんだ,牧場経営のコツだ。愚直なまでの努力が必要な仕事ではあるけど,ある日これまで歩いた道をふりかえってみると,自分が歩いてきた道の長さに驚きすら覚えてしまう。これこそが牧場をやっていく醍醐味なのだろう。
父さん,あなたがが夢見ていた牧場の生活とは,どんなものだったのでしょうか。今となっては知る由もないですが,僕は僕なりの答えを見つけることができました。
これからも僕はリプとルミナを守りながら,この牧場とともに生きていくつもりです。そちらで会えるのは,当分先のことになると思います。
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