オリジナル選手・菜夢子がいよいよプロデビュー! まずは腕試しとばかりに「テニスチャレンジカップ」という小さな大会に出場することになった。
アーケードモードと同様にCPUが操るプロ選手が相手だが,ここで注目したいのがそのシステムだ。
プロツアーモードの大会はフルセットで戦うのではなく,ミッションプレイと呼ばれる特殊なルールで進行していく(ノーマルプレイと切り替え可能)。試合の中で随所に発生する“ターニングポイント”と呼ばれるミッションをクリアしていく仕組みだ。
このときのミッションは「2連続でポイントを取れ」「30-40から逆転してサービスキープせよ」など,状況に応じてさまざまなものがランダムで選択される。表示内容のとおりに試合を運べれば,その時点で該当するゲームを制したことになり,試合全体の流れが有利に働くようになっているのだ。
■プレイヤーは試合のターニングポイントとなる場面をプレイできる。ここで表示されるミッションの成否次第で,後の試合展開が変わってくるのだ!
実際にプレイしてみると,ターニングポイントを戦うだけで試合がサクサクと進められる点に好印象。毎回ミッションが変化するおかげで最後の試合まで飽きずに楽めた。
最初はミッション成功を意識しすぎたせいか,プレイがぎこちなくなった場面もあったが,仮にミッションに失敗しても通常どおりにポイントを獲得してゲームを制することもできるので安心。
長きに渡って試合を続けるプロツアーモードには,まさにぴったりのルールといってもいいだろう。
■大会はトーナメント形式で行われるが,ターニングポイントをプレイするだけなのでサクサクと進行する。ストレスなく試合に没頭できるのがうれしい。
「テニスチャレンジカップ」を終えると,1年間の大会スケジュールが書き込まれたカレンダーが表示される。
1週間ごとに区切られたこのカレンダーに自由に予定を立てて,世界各地をツアーして回ることになる。
プロツアーモードの目的は大会で実績を残し,ランキング1位になること。しかし,大きなポイントを獲得できる規模の大きな大会ともなると,ランキング下位の選手は出場することすらできない。
デビューして間もない菜夢子のようなひよっこ選手は言うまでもなく,まずはマイナーな大会を見つけてコツコツとランキングを上げていくところからスタートすることになった。
■大会の中には出場資格が問われるものもある。ツアー序盤では小さな大会から参加して,ランキングを上げることが先決となる。
だが,この部分こそがプロツアーモードのいいところで,オリジナル選手と苦労をともにした分だけ,選手のステップアップがまるで自分のことのように喜べてしまう。
ランキングを上げて新たな大会に出場資格を得ればやる気も俄然高まり,トップランカーの仲間入りを果たし,伝統ある4大大会から招待状が送られてきた瞬間なんかは,思わずコントローラを握る手が震えてしまったほどだ。
活躍次第ではファンから応援の手紙やプレゼントが贈られてきたり,実名選手の練習パートナーに指名されたりとイベントも盛りだくさん。 プロツアーモードでは,まるで自分が本当にプロの世界で戦っているような演出がいたるところでなされているのだ。
そして,大会で得た賞金で髪型やヘアカラー,ユニフォームやラケットなどをショップで購入して,オリジナル選手におしゃれさせられるのも楽しみの1つ。コレクション魂が否応なく刺激され,ついつい全アイテムを集めたくなってしまった。
■ファンレターが贈られてきたりと,ステップアップを実感できる演出も。
菜夢子がとっておきのコーディネートでウィンブルドンに立った瞬間は感激もひとしお。ああ,今さらながら菜夢子を母親そっくりにしなくて本当によかった……。 次のページへ
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