プロツアーモードの最大の楽しみといえば,まるでRPGのようにオリジナル選手を育成できる点にある。大会で好成績を収めたり,トレーニングに成功するとご褒美として経験値がもらえ,この経験値が一定以上溜まればレベルアップ! このときに発生したEXPポイントをパラメータに割り振ることで,選手を強化できるようになっている。
しかし,このパラメータが意外と曲者で,あちらを伸ばせばこちらが縮むといった感じでシーソーする。 「パワーは十分だがミートは苦手」なんて割り切ってしまえば育成もたやすいが,総合力の高い選手を育てようとすると,かなりの根気と手間がいる。
最初は思い通りに育ってくれないオリジナル選手にもどかしさを(時には怒りすら)覚えるが,時間をかけた分だけやはり愛着が湧いてしまうから不思議だ。
■EXPポイントを使って選手の強化! しかし,パラメータはシーソーのように増減するので総合力を高めるのには相当のポイントが必要。
ちなみに手っ取り早く菜夢子を強化したいと考えた担当ライターは,プレイに時間のかかる大会を無視して,半年に渡る地獄のトレーニングロードを敢行。
思惑どおり菜夢子はすくすくと成長したものの,意外な盲点が……。
トレーニングはチャレンジモードと同じ内容なので確かに効率よく経験値が稼げるのだが,まったく休息をとらせずにトレーニングを詰め込んだせいでスタミナ不足になってしまったのだ。もちろん試合ではスタミナが切れてしまい,試合に惨敗してしまうことに……。
さらにまったく大会に出場しなかったおかげで,150位くらいだったランキングは最下位の250位まで転落。逆の意味で地獄と化してしまったことを報告しておこう。
■トレーニングはチャレンジモードと同じミニゲーム形式。そのシンプルなゲーム性から,ついつい時間を忘れて没頭してしまう危険もあったり。
大会とトレーニングの日々を繰り返していると1年なんてあっという間。プロツアーモードでは12月の第4週を終えるとツアーがいったん終了し,今年度の結果として,現在のランキングとポイント,獲得賞金が表示される。
菜夢子のランキング1位獲得は,地獄のトレーニングロードの失敗で2年目に持ち越されたが,選手と共にプロツアーの世界を実体験できる本モードのおもしろさはバッチリ味わえました。
テニスに興味ある人もそうでない人も,「スマッシュコート プロトーナメント2」のプロツアーモードはハマること確実です!
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