(週刊ザ・プレイステーション2 Vol.254より)
準備が終われば,いよいよ試合開始だ。サインを使った基本戦術を紹介! 球児たちを勝利に導いていこう!
攻撃は最大の防御。点を取って,味方投手を援護だ。出せるサインは,全部で18種類。これは,打撃と走塁のサインに分かれている。
打撃サインは,スイングする確率や,打球の方向を変化させるものだ。カウントが少ないうちは,“選んでいけ”で様子を見て,2ストライクに追い込まれたら“積極的に打て”で打たせよう。打球の打ち分けも重要だ。たとえば,右打者が,ライトへ“流し打ち”すれば,走者は三塁へ走りやすい。
走塁サインは,“盗塁”や“送りバント”などの戦術系のものだ。バント能力の低い選手の“送りバント”は,あまり当てにならない。機動力野球で攻めるなら,全員のバント能力を上げておこう。“ヒット&ラン”や“ダブルスチール”は,成功すると得点しやすい作戦だが,能力が低いうちは,使用しないほうがいいだろう。高等戦術を使うには,選手の育成が必要だ。
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■“待て”と“選んでいけ”を組み合わせ,ボールを選んでいく。相手投手の投球数を増やし,疲れさせる作戦だ。選球眼が高い選手なら,かなりの確率で四球を選ぶ。チャンスが広がるぞ。 |
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■相手投手の球を見ていると,速球派か変化球投手かがわかってくるはずだ。投手のタイプに合わせ,“直球狙い”と“変化球狙い”のサインを出そう。その投手を攻略しやすくなるぞ。 |
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■“送りバント”は,野球の常套手段だ。ただし,バント能力の低い選手は,ことごとく失敗してしまう。“バント&ラン”なら,一塁走者が走るので,少しだけ成功しやすい。 |
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サイン | 内容・使うシチュエーション |
待て | 打たないで様子を見る。四球を選びたいときに使う。 |
積極的にいけ | スイングする確率が上昇。打ちたいときに使おう。 |
選んでいけ | スイングする確率が減少。打ちたくないときに使う。 |
流し打ち | 右打者はライトへ打つ。外角球を打ちやすい。 |
ひっぱれ | 右打者はレフトへ打つ。内角球を打ちやすい。 |
センター返し | センター方向へ打ち返す。 |
長打狙い | ヒットを打つ確率が減少。長打(HR)になりやすい。 |
コンパクトに狙え |
ヒットを打つ確率が上昇。長打(HR)になりにくい。 |
直球狙い | ピッチャーが直球を投げると,ヒットになりやすい。 |
変化球狙い | ピッチャーが変化球を投げると,ヒットになりやすい。 |
盗塁 |
次の塁へ進む。足の速い走者に使おう。 |
ダブルスチール |
2人の走者を同時に盗塁させる。 |
送リバント | バントでランナーを次の塁へ進める。 |
バスター | バントの構えからヒッティング。守備の裏をつこう。 |
スクイズバント |
バントで3塁走者をホームへ帰す。1点欲しいときに。 |
セーフティバント |
自分が1塁に残るバントを実行。 |
ヒット&ラン | ヒッティングと同時にランナーが盗塁をする。 |
バント&ラン | バントと同時にランナーが盗塁をする。 |
ピンチにサインを出して,失点を食い止めよう。守備時に出せるサインは,全部で19種類。投球と守備のサインに分かれている。
投球サインでは,投球内容を変えられる。ランナーがいるときは“一球外せ”や“クイックモーション”で警戒しよう。“スピード重視”は速球派,“コントロール重視”は変化球投手にオススメだ。直球と変化球に偏りのある投手は“ノーサイン”だと,不得意な球を投げてしまう。“直球勝負”と“変化球勝負”どちらかを選べ。
守備サインは,主に守備位置を変えるものだ。“ゲッツーシフト”や“バントシフト”は効果が高い。一塁にランナーがいるときに,積極的に使っていこう。
敬遠・満塁策からのゲッツーシフト |
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外野前進守備でポテンヒットを防げ |
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■“敬遠”は恥ずべき作戦ではない。強打者を避ける他に,塁を埋めることもできる。塁が埋まっている方が,アウトを取りやすいこともあるのだ。“敬遠”で満塁とし,“ゲッツーシフト”にしよう。内野ゴロに打ち取れば,ダブルプレー完成だ。 |
■相手打線が弱い場合,軽い打球が,セカンドやショートの頭を超え,ヒットになってしまうことが多い。“外野前進”で守備位置を手前にしておけば,ポテンヒットを防ぐことができるぞ。強打者に対しては,守備位置を奥にして,長打を防ごう。 |
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サイン | 内容・使うシチュエーション |
一球外せ | バントを失敗させやすい。盗塁阻止率も上昇。 |
敬遠 | 意図的に四球にする。強打者との対戦をさけよう。 |
クイックモーション |
盗塁を警戒する。盗塁を阻止しやすくなる。 |
内角(外角)攻め | 内角(外角)へ投げる。打者の狙いを外そう。 |
直球勝負 | ストレートを投げる。速球派投手向きのサイン。 |
変化球勝負 | 変化球を投げる。変化球投手向きのサイン。 |
スピード重視 | 球速がアップし,制球力がダウンする。 |
コントロール重視 | 球速がダウンし,制球力がアップする。 |
バントシフト |
1・3塁手,投手,捕手がバントに備える。 |
ゲッツーシフト | 内野ゴロになると,ダブルプレーが取りやすくなる。 |
内野前進(後退) | 内野の守備位置を前後させる。 |
外野前進(後退) | 外野の守備位置を前後させる。 |
守備前進(後退) | 投手,捕手以外の守備位置を前後させる。 |
左(右)シフト | 選手を通常より左(右)寄りの守備位置に配置する。 |
伝令で自信ポイントを上げよう。自信ポイントの上がった選手は,期待通りの活躍をしてくれるだろう。伝令は,攻撃と守備時にそれぞれ3回ずつ出せる。チャンスやピンチにどんどん使っていこう。ただし,連続で出すと効果が下がってしまう。一度出したら,選手を信じてやろう。投手が打者のときに伝令を送ると,投球時にも自信ポイントが上がったままになり,好投してくれるぞ。
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■自信ポイントの高い打者は,ヒットを打つ確率がグンと上がる。 |
■自信ポイントの高い打者は,ヒットを打つ確率がグンと上がる。 |
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