明らかな進化を見せるGT FORCE Pro
「GT FORCE Pro」(GTFP)で新しくなった点をまとめて挙げてみると,ロックトゥロック2.5回転のステアリング,モーターのトルクアップ,微妙な操作に対応するセンサー,ベアリング搭載による滑らかなステアリング感,シーケンシャルシフトノブの搭載,などだ。
■以前の「GT FORCE」に比べ,重厚感溢れる作りになった「GT FORCE Pro」。少々の踏み込み,荒い運転でもビクともしない
前モデルから進化しているところはこれだけでも歴然としている。それでは順番に「GTFP」が従来の「GT FORCE」から進化したポイントを紹介しよう。
実際の車とほぼ同じ――ロックトゥロック2.5回転のステアリング
まず何といっても一番の変更点はステアリングホイールの左右最大切れ角が2.5回転となったことだ。
これはセンターから左右両方向へ1回転+90度回転するということ。一般の乗用車は2.8回転程度が普通なのでやや回転角は少ないが,大半のスポーツセッティングの市販車は2.2回転程度となっており,これと比べればやや多い。ちょうど中間をとった形となる。
F1などの特殊な車は切れ角は1回転そこそこだが,ツーリングカー,GTカー,ラリーカーなどはほとんどが市販車と同様の切れ角となっている。市販車の登場する「グランツーリスモ4“プロローグ版”」にはまさに最適な回転角だ。
つまり,「グランツーリスモ4“プロローグ版”」で筑波の第1コーナーを走り抜けるときに切っているステアリングの角度は,実際の筑波を走り抜けるときに切っている角度と限りなく近い,というわけである。
なお,既存のゲームで遊ぶ際,回転角度が多すぎるとまずかったりする場合もあるが,動作確認済みのタイトルならば自動で200度の互換モードに切り替わる(詳細なタイトルについてはロジクール社の動作確認済みタイトル一覧を参照のこと)。
■“実車”でサーキットやNY,グランドキャニオンを走る――この願いは,GTFPなしでは語れない。
次に目に付くのがステアリングの右側に取り付けられたシフトノブの実装。ステアリングに固定されたパドルタイプのシフトボタンも用意されてはいるが,このシフトノブの搭載はホンモノ感を非常に高めてくれる。
GTカーやラリーカーのシフトは,まさにこの「GTFP」のようにステアリング脇にシーケンシャルタイプが取り付けられている。
実際に「グランツーリスモ4“プロローグ版”」で車を走らせてみると,好みの問題ではあるがやはりパドルシフトよりもシフトノブを叩き込む操作の方がその気にさせてくれるし,走りにメリハリもつく。これは結構たまらないものがあるのだ。
次のページへ
・「ロジクール GT FORCE Pro」 INDEX
・「ロジクール GT FORCE Pro」公式ページ
・PS2 GAME INDEX
・SOFTBANK GAMES TOP INDEX
|