第4回
これまで3回に渡ってお届けしたPS2版「HULK」のインプレッション。4回目となる今回は,いよいよリリースを迎えた本作の魅力をお伝えすべく,製品版のプレイレビューをお届け。
ハルクの破壊力を活かしたバトル。ブルースの頭脳を駆使した謎解き。異なる2つのゲーム性を駆使してどんな風に戦っていくのか……。
ストーリーモード序盤で繰り広げられるシナリオ展開をチェックしていこう。
映画版の1年後から物語はスタート!
研究材料にしようとハルクを追跡する軍隊。映画版の1年後を舞台にした本作では,執拗に迫る歩兵部隊にハルクが包囲されたシーンから始まる。
だが,圧倒的パワーを誇る彼にとって歩兵の群れなど,恐るるに足らず。
ここではチュートリアルとして各種アクションを懇切丁寧に解説してくれるので,操作を覚えながら敵を蹴散らしてしまおう。
己の奥底に秘められた凶暴性に悩む,ハルクことブルース・バナー。軍隊の攻撃を退けた彼に,クロフォード教授から1本の電話が入る。
「ハルク化から戻れる鍵は……」と語るクロフォードの言葉に,ブルースには軍事基地へと潜入することになる。
基地内は敵の数も少なく身を隠す場所が多いので,ここでブルース時のアクションを十分理解しておこう。
■ハルクの魅力はその破壊力。ひたすら暴れるだけでも十分楽しい。
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■ブルースのときは隠れたりしながら先へ進む。頭をフル回転させよ! |
基本的に見付からずに行動するのが基本だが,このステージに登場する敵は銃を持っていないので,あえて戦闘を挑んでも構わない。
もし最悪戦闘になってしまったら……なんて状況を想定して,ブルースのバトルアクションを把握しておくのも賢い手だ。
ちなみに,敵に見付かったときに動かずにいるとブルースはわざと降参した振りをする。敵が油断した隙を狙って反撃しよう!
蛇足だが,敵に見付かるとブルースはさまざまな“言い訳”をする。なかなか豊富に用意されているので,それを聞くのも楽しいぞ。
無事に教授のラボへと辿り着き,ガンマオーブによる治療を受けるブルース。しかしそれは教授の罠であった!
ハルクの力を悪用し,世界制服を企む「リーダー」がブルースの前に立ちはだかる。彼らの野望を止め,ハルクの力を悪用させないためにも,ブルースは戦いへ身を投じる。
当然戦いはリーダー率いるミュータント軍団とのバトルになるのだが,人間の軍もハルクを捉えようと必死に攻撃してくる。
いくらハルクが無敵のパワーを持っているとはいえ,多勢に無勢。1人では厳しい場面も出てくるだろう。そんなときに活躍してくれるのが,“怒り状態”だ。
敵の攻撃を受けたり,アイテムを取ることで怒りゲージを溜め,そのゲージがMAXになるとハルクは怒り状態となる。
このとき,攻撃力がアップし怒り状態でのみ使えるスペシャルアタックが存在する。このスペシャルアタックをうまく使えば,敵に囲まれて苦戦……なんて状況から,一気に逆転することができるぞ。
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