峠のアツい走りを単に走ることだけでなく,峠を訪れるさまざまな人々をもゲームに取り込んだシステムで僕らを楽しませてくれた「街道バトル」が,パワーアップして登場する。
SOFTBANK GAMESでは,最新作「街道バトル2 CHAIN REACTION」のパワーアップポイントを中心に紹介していく。
前作でプレイヤーが走行できた峠は日光(第一いろは/第二いろは),榛名,六甲,箱根の5コースだった。
今回の「街道バトル2 CHAIN REACTION」(街道バトル2)では,それらに加え,新たに赤城・阿蘇・蔵王の3つのステージが追加された。
新規の3コースはもちろん,既存の5コースも含め,最新のレーザー計測車で峠のデータを計測し直しており,峠の高低差,傾斜,うねり,わだちといった,整備されたサーキットとは異なり,複雑な状態にある峠の路面を完全再現しているのだ。
また,すべての峠には昼と夜はもちろん,季節や天候による変化が施され,その時々のコンディションにあわせたドライビングが必要になる。
同じ峠でも昼,夜,雨,雪と,すべての状況で速くなければ峠最速の栄冠は得られない,というわけだ。
さて,実際に峠に出てみるとその美しさには「なるほど」と唸ってしまう。見た目の美しさはもちろん,コースの再現度はかなりのものだ。
さすがに微妙な路面のうねりまでは覚えていないが,頭の中の風景とピタリと一致する感じだ。また,舞い散る桜の花や豪雨の中の稲妻など,演出もなかなかのものだ。
■昼・夜はもちろん,さまざまな天候における状況下で愛車を操ることとなる。
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INPRESSION
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新たに加わった豊富なバトルシステム
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「街道バトル」では,峠という特殊なコースでのレースを実現するため,さまざまなバトル方法が用意されていた。
今回の街道バトル2ではさらに新たなバトルのシステムが加わっており,プレイヤーはどうやら隙のないドライビングテクニックを身に付ける必要が出てきそうだ。
■LFバトルは「後追いスタート逃げ切りゴール」のレースだ。タイトなコースで抜くのは難しい。
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■わずかに空いたインに飛び込む! 新機能LFバトルの醍醐味だ!
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中でも新たに加わったLFバトル,FLバトルはかなり熱くなれそうな内容だ。LF(ラストアンドファースト)バトルはつまり「後追いスタート逃げ切りゴール」,FL(ファーストアンドラスト)バトルは「先行逃げ切り」タイプの対戦方法だ。
基本的には前作にもあった精神力(SP:スピリットポイント)を削りあうバトルだが,勝利条件がより厳しくなっており,駆け引きも必要になってくる。
このほか,以前のTAバトルのルールに加え,壁への接触でペナルティがつくTACバトル,全てのCA区間でポイントをクリアしなければならないCATバトルが追加されている。
どちらもかなりやり込み甲斐のありそうなバトルだ。
また,既存のCAバトルやTAバトルでは,ライバルの走りがゴーストカーとして表示され,視覚的にもバトルの勝敗がわかりやすくなっている。
「街道バトル」では,昼間はオフィシャルレース,夜はライバルとのバトルという流れでプレイを進めるわけだが,今回のバトルは少々ライバルが強くなっている気がした。
逆に昼間のオフィシャルレースは難易度が低めになっている印象を受けた。自分の腕が悪いせいもあるのだろうが,夜間のバトルをノーマル車で勝利するのは至難の技だ。
まずは地道に昼間のレースでCPを稼ぐのが良さそうだ。 次のページへ進む
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