ちょっと心細くなりつつも再び尾張へ。信長様配下の忍者屋敷へと足を運んだところ，意外にもすぐ仕官の願いが通り，拙者晴れて尾張の忍者になり申した。しかし，身分は足軽から。

　仕事を請け負い，また身分上げに励まないといけないのでござるね。

■一度相模に戻り，出奔（配下を抜けること）を願い出たでござる。やっぱり怒られちゃったでござる。

■織田家に仕官となり申した。名前の旗印も付いて，ほっとひと安心でござる。ニンニン。

　そんなこんなで，んー名声！　名声！　とがんばって尾張の地で犬ッコロなぞを相手に戦っていると，ここで念願の忍術「土遁の術」を会得。やほー！　ヤッタ！　ヤッタ！　いよいよ忍者っぽくなって来たでござるよ!?

　また，その後，尾張での初めて徒党も組めたでござる。それがなんと全員忍者。拙者を含め3人でござったが，全員術が使える様子。こりゃ面白そうでござるよ！　プチ影の軍団でござるね？　ニンニニン!!

　いざ戦闘になると，土遁の術の連続！

　それなりに気合が必要ゆえ1人2回しか使えないでござるが，全員で6回も唱えれば２匹以上いる敵もボロボロで，後は一太刀あびせれば倒せるでござる。

　いやーこういう偏った徒党も楽しいでござるねー。また，忍者話で会話に花が咲き，目録のことなども教えてもらったでござる。

　その話によると，山中にいる山伏から，特殊な野外活動の目録がもらえるとのこと。おお！　忍者屋敷以外で目録が!?

　こりゃもらいに行かねば！　ということでその山伏に会ったでござるが，目録を5つ皆伝していなければ渡してもらえなかったのでござる。

　くうぅー，拙者まだ4つしか皆伝しないでござるよ。あと1つでござるか，無念。尾張に来ても拙者，まだまだでござるねぇ。

　こうなったら，忍術・壱を皆伝させるのが先決でござる。土遁の術，水遁の術とドンドン覚えてやるでござるよ！

　そして行く末は忍術の達人となり，妖怪物の怪の棲む洞窟なんかにも行ったり，さらには合戦で大活躍したり，そのうえ「ドキッ☆忍者だらけの影の軍団」を結成し……あぁ拙者の野望は尽きることを知らないでござるねぇ〜。ニンともカンとも！

　というわけで，6回にわたってお送りしてきたトホホ日記もとりあえず今回が最終回。短い間でしたが読んでくれてありがとう！

　これを参考にみなさんにも自分だけの戦国時代ライフを満喫してもらえれば幸いです。

　では，最後にトホホな下忍からのご挨拶で，一巻の幕引きとさせていただきます。

「ふははは，拙者の未来は前途洋々でござる！　なんて，まだぜんぜん駆け出しのまんまでござるが，もし見かけたら気軽に声をかけてくだされ！」

「では，またいずれ！　しばしのさらばでござる!!」