今年のゲーム業界を独断と偏見で振り返るつもりになる(2/3 ページ)
2004年もあとわずか。後半しばらくぶりの盛り上がりを見せたゲーム業界は、ソフトの充実ぶりを見るまでもなく円熟期を迎えている。12月にはニンテンドーDS、PSPと相次いで発売されるなど、ハード面でも次世代家庭用ゲーム機の尻尾を見据えての熾烈な戦いも見られた。そんな2004年を振り返る。クリスマスも会社で寂しくトロに癒され、ピクトチャットで会話する記者Sと記者Kによる忘年会ついでの回想録。
前半から振り返るが記憶があまりない
記者K 1月から振り返ってみましょうか?
記者S ……そういえば1月ってニンテンドーDSの発表があった。
記者K 今年を象徴してますね。そうそう、イメージですけどオンラインゲームがより身近になった感はありません? 一般家庭のブロードバンド環境の充実ぶりが一気に加速したような……。その手のゲームも増えましたし。
記者S ウチは相変わらずネットするにもピ〜ヒャラ言うぞ?
記者K 本当、そろそろどうにかしたほうがいいですよ?
記者S ゲーム機器が精一杯です。進歩に追いつけなくて。
記者K そういえば4月に日本科学未来館で行われた「PlayStation と科学」展〜コンピュータテクノロジーとエンタテインメントの融合という科学展を見に行ってきたんですけど、感慨深いものがありました。
記者S 小型化して、PS2もこんなだよ。
記者K 薄型になった新型プレイステーション2ですね。これなんかちょっとした書籍サイズですもんね。
記者S こういう小型化の先に次世代機への継承を見て取れちゃなわい?
記者K PSもPS2へ移行する段階で小型化しましたね。
記者S PS2が出た4ヶ月後にな。
記者K あ、そうでしたっけ?
記者S 2000年3月4日がPS2。7月7日がPSoneの誕生日。
記者K よく覚えてましたね。
記者S ゴロ合わせじゃん。しかし、各陣営ともに次世代機の話題がチラホラ聞こえてくる季節になりましたな。
記者K だからこそ今年のソフトは円熟期を迎えているんです。
記者S たくさん良作出たね。
記者K PS陣営は「ドラゴンクエストVIII」に「ワールドサッカーウイニングイレブン8」、「GT4」、「メタルギアソリッド3」とかとかとか。
記者S 「塊魂」とか「Halo2」とか「ファミコンミニシリーズ」とかとかとか!
記者K また特徴的なものを選びましたね。
記者S 正直、年末とかどれやるか迷ったし、金が続かないくらい欲しいものが多かった。
記者K 上記したタイトル以外にもいいのがありましたしね。単純に売れたというのならば「ドラゴンクエストV」とか「戦国無双」とか。相変わらず「ポケモン」シリーズも好調でしたね。
記者S XBOXの「Halo2」なんか全世界で500万本だよ? 500万本。
記者K あれはいいですよね。
記者S PSPとDSのソフトももちろん楽しいし。今なんてPSPで「みんなのゴルフ」しながら、DSで「きみしね」やって、テレビで「メタルギアソリッド3」やりつつも、もうひとつのテレビで「Halo2」の毎日だよ。
記者K ゲーム以外にも興味を持って! 旅行とか。今年どこか行きました? 家ばかりいると腐りますよ?
記者S 旅行したよ。
記者K どこですか?
記者S 幕張とかロサンゼルスとか。
記者K TGS(東京ゲームショウ)とE3(Electronic Entertainment Expo)じゃないですか。
記者S まあね。
記者K やっぱゲーム関連じゃん。
記者S 東京ゲームショウとE3なんかは相変わらず温度差ありありって感じしない?
記者K そうなんですか? 行ったことないんで。
記者S E3ではじめてPSPとDS発表されてさ。もちろんTGSでも触れたけど、インパクトが違うね。
記者K ロスの青い空にやられただけじゃないですか? というか、またDSとPSPに戻りましたね。
記者S 本当だ。
2005年はどうですか?
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