賞金総額2000万円超!――マジック:ザ・ギャザリング「プロツアー名古屋」開催される:EVENT REPORT(2/2 ページ)
去る1月28日〜30日にポートメッセ名古屋で行われた「マジック・ザ:ギャザリング」プロツアー。2005年、最初のプロツアーとなる名古屋大会の模様をレポートする。
プロツアー招待者以外も楽しめるサイドイベント、ITmedia協賛のアマチュアトーナメントも開催!
今回のプロツアーの目玉といえば、何と言っても発売を間近に控えた「神河謀叛」のカードでひと足早くプレイができる「プレリリーストーナメント」の存在だ。新ファクターとなる「忍者」や「守護神」といったカードを巧みに使い、勝利を収めていたプレイヤーも多かったようだ。試合で使用したカードはそのまま持ち帰ることができるほか、上位入賞者には成績に応じて製品カードがプレゼントされるとあって、大会は大きな賑わいを見せていた。
また、次回のプロツアー・アトランタやプロツアー・フィラデルフィア(3人一組のチーム戦)、シンガポールで開催されるグランプリへの参加資格を賭けた予選もこの3日間で争われた。上級者のプレイングやデッキ内容は今後のトーナメントシーンを占う上でも参考となるものだから、興味が沸いた人は各地の大会へ気軽に足を運んでもらいたい。実際に参加するにせよ、試合を観戦するにせよ、得られるものはきっと大きいはずだ。
ITmedia協賛のトーナメントを制したのは……
ITmedia協賛のアマチュアトーナメントは開催日ごとに計3回開催。それぞれニンテンドーDS、PSP、iPodが賞品とあって、こちらも大いに盛り上がった。予想を超える参加人数が集まったため、1日目の大会は準決勝・決勝戦が翌日にずれ込むハプニングも。
思わぬハプニングも発生した、女性プレイヤー限定大会
女性プレイヤーのみが参加資格を持つ、華やかなトーナメントも同日開催。他のトーナメントと同じく海外からの参加者もいたようで、和気あいあいとプレイに興じていた姿が印象的だった。決勝戦は大会常連者同士の戦いとなり、3回勝負の初戦で決着後に気付いたミスを勝利者側が自己申告。審判による協議の結果、2戦目は無効試合となり、最終戦の勝敗で優勝が決まる形をとっていた。
結果、逆転勝利を収めた下家さんが優勝したわけなのだが、敗れた松山さんは「負けて悔いなし」といった表情。初戦のミスは「2戦目以降に使うカード(サイドボード)を1戦目のものと入れ替えたまま使用していた」というものであったが、「どうりでキーカードをよく引くと思った」とは松山さん。優勝した下家さんには「立体細工師」大久保氏製作による3D-Cardが記念に贈られた。
ヴィンテージ大会やアーティストのサイン会も
通常、マジック・ザ:ギャザリングの大会は現行の「神河物語」を含むいくつかのシリーズを使って行われる(スタンダードルール・エクステンドルール)のだが、29日に開催された「ヴィンテージトーナメント」は現在までに発売されたすべてのカード(大会禁止カードを除く)が使用できる「ヴィンテージ」ルールにて行われた。現行のシリーズではお目にかかれない強力なカードの応酬に、新規のユーザーは驚かされたようだ。
このほか、マジック・ザ:ギャザリングを代表するITTOKU氏、Paolo Parente氏といったアーティストによるサイン会や、3Dカードで有名な大久保成志郎氏の作品展示も行われていた。
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