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進化したアクションRPGの姿を見よ!「イース−フェルガナの誓い−」レビュー その1(1/3 ページ)

前作「イースVI」と同じシステムに見えるが、かなり進化しているアクション部分。正統に進化したアクションRPGの、1つの形がここにある。良くできたストーリーは確かにRPGでは重要だ。しかし、アクションとそれを支えるグラフィックも重要なのではないだろうか。映画のような美しさではなく、アクションを支える美しさも堪能したい。

PC用表示

能力の限界に挑戦

 PCゲームの画面は総じて美しい。特にTVで遊ぶ家庭用のゲーム機と比較するとよく分かる。それは画面の細かさのレベルが違いすぎるからだ。一般的なTVは320×240ドットの細かさで、PCであれば一般的には800×600〜1024×748ドットの細かさになる。この数字が大きければ大きいほど、よりきめ細かな映像を表示することができる。こうしてみるとPCのゲームが美しいと言われるのが当たり前であることに気がつくだろう。

 もちろん画面の細かさ(画像解像度)が細かく、美しくなればなるほどPCのパワーが必要になるのは事実だ。なので、このゲームのために多少のパワーアップはしておきたい。それだけの価値はある。

 メーカーのWebサイトで推奨スペックを確認すれば分かるのだが、現時点で最も高級なグラフィックスカードを利用する必要はないので、少しだけ出費すれば、このタイトルをより楽しむことができる。

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このような美しい画面が、主人公アドルが戦いを繰り広げる舞台になる。これは背景がではなく、アドルや敵キャラクターが動き回る舞台なのだ。そのクオリティの高さは必見だ
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荘厳な城のなかを探索するアドル。美しさだけではなく雰囲気まで見事に感じさせてくれる。RPGにとって、雰囲気こそが最高のスパイスと断言しても過言ではない

物語を盛り上げるのはグラフィックだけにあらず

 オリジナル音楽CDが毎回話題にあがるイースシリーズだけあって、今作もBGMの出来が良い。今回はクラシックをイメージしており、バイオリンなどのストリングス系楽器の音を多用し、優雅なメロディを奏でている。

 元々音楽的に人気のあった「ワンダラーフロムイース」がクラシックアレンジされているだけでも十分に納得なのだが、音質的にもかなり素晴らしいできだ。ストリングスを基調としたクラシックミュージック。それが見事に、独自の世界観にぴったりとはまっているのだ。

 もちろんクラシック楽器だけではなく、打ち込み独自のドラムマシンチックなサウンドも見事に融合している。決して荘厳で重々しいクラシックではない。ファルコムお得意のキャッチーなサウンドに仕上がっている。

 イース音楽ファンであれば、過去最高のBGMを堪能してほしい。オンボードサウンドではもったいない。是非とも環境を整えて、大音量で楽しみたい

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音量は常に最大で楽しみたい。今までのゲームは何だったんだろうと思うほど、美しい旋律が待っている

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