進化したアクションRPGの姿を見よ!:「イース−フェルガナの誓い−」レビュー その1(2/3 ページ)
前作「イースVI」と同じシステムに見えるが、かなり進化しているアクション部分。正統に進化したアクションRPGの、1つの形がここにある。良くできたストーリーは確かにRPGでは重要だ。しかし、アクションとそれを支えるグラフィックも重要なのではないだろうか。映画のような美しさではなく、アクションを支える美しさも堪能したい。
アクションもパワーアップ
前作のイースVIと基本的な操作は変わらないのだが、基本アクション部分が大幅にパワーアップされている。以前と同じように操作することができるのだが、追加要素がよりアクション性を高めることに成功している。
●基本技
このゲームは攻撃ボタンを連打することにより6回までの連続攻撃が可能になっている。前作では3回だったことを考えると、爽快感が一気に増幅されている。敵の集団に囲まれてしまっても、素早い連続攻撃で進路を切り開け!
●空中攻撃
ジャンプ中をはじめとして、空中でも攻撃を繰り出すことができる。今作では3回ほど連続で攻撃することができる。
イースVIでは下突きと切り上げの2種類しかなく、しかも連続での攻撃ではなかったことを考えると、格段の進歩と言えるだろう。もちろん、下突きも今まで通り使用することができる。
●2段ジャンプ
今作独自のアクションの1つが2段ジャンプだ。空中で再びジャンプすることができるのだが、これは最初から可能なのではなく、途中のイベントでアドルが習得する特殊技能になる。
2段ジャンプからの下突きは敵を気絶状態に陥れる可能性が高いので、マスターすれば移動だけではなく攻撃の手段としても活用していくことになる。
●リングパワー
前作では剣魔法として使用していたものに似ている。途中で入手する神秘的な腕輪。その力を解放することにより、魔法のような攻撃を行うことができる。
遠距離攻撃を可能にする火の腕輪。攻撃だけではなく、移動の手段としても利用できる風の腕輪。障害物を破壊することすらできるほどの力を秘めた大地の腕輪。これらを上手く使いこなすことで、アドルの冒険は格段に楽になる。
前作では魔法は使用できるまでの時間が長かったことから使用頻度が低かったのだが、今作は違う。魔法がチャージされるまで5秒ほどだし、ある程度連打もできる。連続攻撃だけではなく、魔法をガンガン使って敵をなぎ倒す快感を味わってほしい。
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