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進化したアクションRPGの姿を見よ!「イース−フェルガナの誓い−」レビュー その1(3/3 ページ)

前作「イースVI」と同じシステムに見えるが、かなり進化しているアクション部分。正統に進化したアクションRPGの、1つの形がここにある。良くできたストーリーは確かにRPGでは重要だ。しかし、アクションとそれを支えるグラフィックも重要なのではないだろうか。映画のような美しさではなく、アクションを支える美しさも堪能したい。

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仕掛けをくぐって謎を解く

 アドルの基本的なアクションが増えていることはすでに頭に入っているだろう。しかし、これでは単純に「豊富なアクションのゲーム」でしかない。いくら3Dで表現されている世界を豊富なアクションで走り回ったところで、「アクションRPGとして素晴らしい出来映え」とは言えない。

 先に結論を述べてしまうと、このゲームは最高のアクションゲームたりえる。途中でアドルの行く手を阻むのは敵キャラクターや絡まり合ったストーリー展開だけではない。謎を解くための障害や仕掛けも、世界観と調和を保ちながら我々に挑んでくる。

 侵入者を阻むように設置された仕掛けを始め、様々な地形もアドルの足下をすくってくる。これらの罠をかいくぐり、物語の真相にたどり着けるか?

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侵入者に対してハリウッド映画さながらに巨大な岩が襲いかかる。しかも目の前には槍が飛び出す仕掛け床。敵がやってくる前にくぐり抜けたい。
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侵入者を拒絶する巨大鉄球。落とされてしまえば槍の餌食だ。タイミングを見てすり抜けろ。

 アクションRPGとしては一つの完成型に近い。これだけの要素をストーリーや世界観、キャラクター達の持つ雰囲気を損なうことなく見事に融合しているのが「フェルガナの誓い」だ。このゲームをプレイせずして、PCゲーム語る事なかれとまでいってしまいたい。それほどまでに、全体のバランスがとれているゲームなのだ。

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