日本はゲーム業界のメジャーリーグ、日本で成功することが重要だ:Xbox Summit 2005詳細リポート その1(2/3 ページ)
マイクロソフトは7月25日、東京の赤坂プリンスホテルにおいて「Xbox Summit 2005」を開催し、Xbox 360の日本市場における戦略や、サードパーティを含めた日本市場向けに投入が予定されているXbox 360向けタイトルなどを発表した。
Xbox 360で「ハイデフエンターテインメント」を実現する
次に、マイクロソフト執行役Xbox事業本部長の丸山嘉浩氏によって、Xbox 360で実現される次世代ゲームがどういったものなのか説明された。
全てのゲームでハイビジョンクオリティの映像を楽しめる。ブロードバンド回線が整っている家庭なら、標準でオンラインサービスを楽しめる。そしてコンソールやインターフェイスを自由にカスタマイズできる。この3つがXbox 360で実現される大きな柱であり、この3つをまとめて「ハイデフエンターテインメント」と呼ぶ、と丸山氏は説明した。
そして、そのハイデフエンターテインメントがどういったものなのか、開発中のXbox 360向けタイトルである「PGR 3 -PROJECT GOTHAM RACING 3-」(以下、PGR 3)を利用してデモを交えつつ説明された。
ハイビジョンクオリティの画像ということで、PGR 3のデモ映像が表示されたが、確かにこれまでのゲーム機とは比べものにならないほどのクオリティが容易に確認できる。非常に多くの資料を集め、フォトリアリスティックな映像を追求したそうだが、確かに新宿の映像を見ると、実際の風景が実写さながらに再現されていると言っていい。
また、ニューヨークのブルックリンブリッジを再現するポリゴン数は、全作PGR 2の街全体を構成するポリゴン数に匹敵するそうだ。また、肝心の車も、外装で4万ポリゴン、内装で4万ポリゴンと、トータル8万ポリゴンという非常に多数のポリゴンでリアルに再現されている(PGR 2では1万ポリゴン)。とにかくどの映像を見ても、まるで実写かのような雰囲気だ。
次にカスタマイズ。PGR 3に用意される「ルートクリエイター」を利用することで、PGR 3に用意されているコースを自由に組み合わせてレースルートのカスタマイズが可能となっている。
そして、オンライン。PGR 3では、当然Xbox Live経由でのオンラインプレイに対応しているが、ルートクリエイターでカスタマイズしたオリジナルコースを他のプレーヤーと共有して遊んだり、他のプレーヤーの走りを見学したり、といったこともできるようになっている。
さらに、「Gotham TV」という機能では、世界中のプレーヤーのプレー状況を知ることができる。最速ラップが計測されたら、それがニュース速報として知らされ、そのプレー内容を見ることができる。「ヒーローチャンネル」や「フレンドチャンネル」といったチャンネルが用意され、それぞれ世界中のトッププレーヤーのプレーや友人のプレーがを観戦できる。
このように、ハイビジョンの映像クオリティ、オンラインサービス、カスタマイズによって新しいゲームの楽しみ方を提供する。これこそが、Xbox 360の提供するハイデフエンターテインメントというわけだ。
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