エレクトロニック・アーツのプレスイベント訪問記(2/3 ページ)
この時期になるとなぜかアメリカはカリフォルニアへと旅をする筆者。今回は世界最大のソフトメーカー・エレクトロニックアーツの本社で行われたプレスイベントに突撃してみた。
やっぱり北米では人気の高い映画ゲーム
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
つい先日(7月16日)、最新作が出版されたハリー・ポッター。今年も年末の映画公開に合わせてゲームの第5弾が登場する。今回のキーポイントは「出演者の肖像権を獲得し、映画により近づいたキャラクターでプレイができる」ということ。今まではびみょ〜に似ているようなキャラクターが登場したが、本作ではこのように実物のラドクリフ君にそっくりのハリーを操作することができる。
第1作の「ハリー・ポッターと賢者の石」から4年の歳月が流れ、ユーザー層も比較的高くなったということもあり、ビジュアルはより派手になった。筆者の感想を正直に言うと「これ、Eレーティング(全年齢)で通るの?」という写実的なものに。
ゲームのキーになるのはやはり「3大魔法学校対抗戦」。ゲーム中にこの対抗戦に登場する3つの試練が待ち受ける。基本的にはハリーを操作するのだが、3人で進むステージではプレーヤーを任意選択可能。3人同時プレイも可能だ。
本作では百味ビーンズや魔法使いカードなどが、ハリーたちのパワーアップに繋がるので、アイテムの集めがいが増えたのもうれしい。北米では映画と同時の11月発売
なお、今回はニンテンドーDS版・PSP版も同時発売予定。DS版では呪文をタッチパネル入力したり、魔法生物をペットにすることができる……。えー、EA社内ではまだ英語版が出てないのに「nintendogs」が大流行なんだとか。
The Lord of the Rings Tactics
シリーズ完結後も欧米では人気が高いロード・オブ・ザ・リングシリーズ。今回はPSP版のタクティカルロールプレイングが登場。GBA版「中つ国第三紀」もそうだったじゃないか、という指摘があるが、今回はより深みを増した内容になった。というのも、本作からオリジナル小説の内容もゲーム中に盛り込めるようになり、ゲームの世界が大きく広がることになったのだ。
ゲームシステムはタクティカルロールプレイングということで、見た目やシステムは既存の同ジャンルのゲームと大きく変わらない。各ステージの勝利条件を満たせばステージクリアとなる。
ゲームのポイントとしては移動フェイズと攻撃フェイズがあり、移動は全チームが同時に行うということ。移動によっては衝突が発生し、キャンセルになってしまうこともある。位置の取り合いが重要となってきそうだ。
ストーリーはフロドやアラゴルンを操作する本編と、サウロンやサルマンなどの闇の軍勢を操作する裏ストーリーがあり、なんと対戦モード(4人まで参加可能)では両グループから自由にチームを編成しての対戦が可能になっている。「サム&サウロン」vs「サルマン&ガンダルフ」などのifをも超えたあり得ない戦いが展開する。
PSPの高い映像能力を生かして、映画の名シーンを再生するなど、ファンサービスも忘れていない。
The Godfather The Game
今回、ゴッドファーザーはクローズドスペースでの非プレイアブル出展で、開発担当者によるデモンストレーションのみ。
今回のデモではMob Faceと呼ばれるキャラクターメイキングとリスペクト値をメインに行った。Mob Faceはプレイヤーのキャラクターを自由に作成する機能で、これは当然ムービーに登場するキャラクターにも反映される。
リスペクト値はプレイヤーのファミリーに対する貢献度を示す値だが、この値は銃殺するよりも、暴力で屈服させたり、警官などを買収することで多く上がるシステムになっている。さらに舞台となるニューヨークではマフィアの縄張り争いもあり、これらのシステムが緊密に絡み合うことでゴッドファーザーの世界を再現するという。なお、発売日は北米でも2006年1〜3月という発表があった。
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