流れる景色の美しさに目を奪われて……激突してばかり:「プロジェクト ゴッサム レーシング3」レビュー(3/5 ページ)
実在する都市を舞台に、あこがれのスーパーカーで駆ける喜びを追求した「プロジェクト ゴッサム レーシング」の最新作がXbox 360で登場。精緻に描かれた街並みの美しさについ見とれるあまり、運転がおぼつかない……。
ただ、それとは異なる部分でプレイ意欲をそそる要素がいくつかある。1つは、リプレイ鑑賞中に好きな場面を写真のように撮影できるという「フォトモード」。カメラアングルや露出などを自由に設定した上で写真を撮ることができ、それを保存しておくことができる。PGR 3では、敵車やフェンスなどに激しくぶつかると車体が変形するので、フォトモードで車体を美しく撮りたいなら、運転ミスは厳禁というわけだ。
もう1つは、Xbox Liveにサインインした状態で「シングルキャリア」をプレイしていると、1つのイベントが終わるごとに今回の成績を照会して、世界ランキングが表示されること。シングルプレイの結果がランキングに即座に反映されるというのは、プレイしていて大いに励みになる。これはおもしろい仕掛けだと思う。
「シングルキャリア」のプレイ中も、イベントが終わるごとにXbox Liveで今回の成績が送信され、現在のランキングが表示される。Xbox Liveにサインインしていない状態では、このランキングは表示されない
海外のプレイヤー相手でもほとんどラグを感じない「オンラインキャリア」
今回のPGR 3で特に驚いたのが、「オンラインキャリア」での通信対戦のスムースさ。同時にプレイできる人数は最大8人だが、海外のプレイヤーとマッチングされても、全くといってよいほど遅延を感じさせない。わたしがプレイした限りでは、日本のプレイヤーよりも海外のプレイヤーとマッチングされることの方がむしろ多かった。海外では日本よりも先にPGR 3がリリースされていることと、相対的な販売本数では海外の方が圧倒的に多いことが大きな理由だろうと思う。
世界中のPGR 3プレイヤーとオンライン対戦が楽しめる「オンラインキャリア」。マッチングされたほかのプレイヤーのゲーマープロフィールを参照してみたところ、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツなど、国も様々。ボイスチャットでフランス語が飛び交っていたときには、ちょっと緊張してしまった……
PGR 3には、通信対戦と異なるオンライン機能も盛り込まれている。「GOTHAM TV」がそれで、“ヒーロー”と称される世界のトッププレイヤーによるレースの模様が、Xbox Liveを通じて生中継されるのだ。さすがに“ヒーロー”と呼ばれるだけあって、高度なドライビングテクニックによる白熱のレースが展開され、観ているだけでとてもおもしろい。
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