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オールドゲーマー感涙仕様で温故知新「グラディウス ポータブル」レビュー(3/4 ページ)

アーケードゲーマーであれば、誰もがプレイしたであろうタイトルの1つに、必ずと言っていいほど挙げられる“グラディウス”シリーズ。その集大成とも呼べる作品が、PSPにて登場する。オールドゲーマー諸君よ、歓喜せよ!

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 今回収録されている作品のなかで異彩を放っているのが、PSオリジナルとして発売された「グラディウス外伝」だ。コンシューマ版として登場したものの、そのバランスの良さは秀逸で、ゲームセンターにおいてあっても問題ないほどの完成度を誇っていた。自機は、パワーアップの違う4機体から選択するシステムになっており、それぞれに機体名もつけられている。2Dに弱いと言われたPSだが、本作はそれを感じさせないほどのすばらしい出来で、ステージの美しさと相まって高い評価を得た。

 こちらも忠実に移植されており、ゲーム中のロード時間もほかの4作品と同じく、ほぼ0を達成している。難易度は「II」より難しいものの、「III」や「IV」などと比べれば簡単なので、気軽にプレイできるのもうれしい。なお、クレジットが9=コンティニューが9回に制限されているので、ゲームセンターと同じ緊張感を持ってプレイできるのも、なかなかナイスだ。


巨大なモアイも登場するモアイ面。最初は、そのトリッキーな挙動にやられてしまうこともあるが、すぐにコツをつかめる

撃ったレーザーがクリスタル内で屈折し、違う方向へと進んでいく演出も秀逸。しかし、見とれてしまうと敵弾がすぐソバに……

目からレーザーを撃ってくるモアイを初めて見たときは、誰しもが驚いたはず。このアイデアはすばらしい

充実したオプションモードで、オリジナル版の再現もアレンジも問題なし

 PSPは見て分かるとおり、画面サイズが16:9の横長になっている。だが、収録作品のほとんどはワイド画面でのプレイを前提として作られていない。そのため、画面サイズに不安を覚えた人もいるのではないだろうか? しかし、そのあたりの心配は全くいらない。オプション画面で設定を変更すれば、PSPワイドサイズではなくアーケードサイズも選択できるようになっているのだ。当然ながら、アーケードサイズを選べば安全地帯なども流用できるので、当時のテクニックがそのまま使える。ただし、画面サイズをオリジナルと同じ解像度にすると、「I」、「II」、「III」、「外伝」では中央にこぢんまりと表示されてしまうのが惜しいところ。「グラディウスIV」は、元々が512×384ドットということもあり、こちらはしっくりくる大きさだ。


1面ラストの火山地帯も、アーケードサイズならば左上が安全地帯になる。左がアーケードサイズで、右がPSPサイズ。左上に注目してもらえれば、サイズの違いが分かるだろう

せっかくPSPの画面が横長なのに、これではちょっと淋しいかぎり

これだけ左右のスペースが少なければ、アーケードサイズでプレイしてもにぎやかに見える

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