バレンタイン特別企画 IT戦士 VS ゲイムマン!:ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(3/5 ページ)
その日、関東には大雪が降っていた。寒風吹きすさぶ千葉マリンスタジアムで、わたしゲイムマンはIT戦士を待っていた。どちらが真の“孤独王”か、決着をつけるために……。
あの高島暦がファミコンに! 「'89電脳九星占い」
続いては、同じく1988年に発売された、「'89電脳九星占い」(販売:ビクター音楽産業 発売:インダクション・プロデュース)。
'89電脳九星占いは、書店などでおなじみ、神宮館の高島暦を、カートリッジに詰め込んだ占いソフト。生まれた年の“九星”(一白水星から九紫火星まで)によってその人の本命星が決まり、それに基づいて運勢が占われる。
まず、取扱説明書に驚く。あの高島暦の本そのまんまなのだ。
外見だけでなく中身もそのままで、九星それぞれの運勢はもちろん、方位の吉凶や、一粒万倍日・三りんぼうなどの説明、人相・手相の見かた、夢判断、六三除けの説明まで書かれている。
ソフトの内容を見てみよう。占える項目は、一代運、年間運、月間運、日運、男女相性。
まず、私の運勢から占ってみた。
「一代運」で見た私の性格は……、
「思いやり深く、世話好きで、よく気がつきますが、環境によっては全く逆に無関心・無気力といった面が現れることもあります。がんばり屋で、義理人情に厚いのですが、気分屋」
二黒土星は“縁の下の力持ち”的存在だそうで、適した職業は、「農業、建設業、不動産業」や、「副社長・専務・次長など女房役的役職」だとか。
あ、「全体的な運勢」に、気になる記述を発見!
「男性は妻縁に恵まれぬ傾向が潜在しています」
そこだけ特に当たってるかもしれない。
さて、続いて年間運、月間運、日運を占おうと思ったが、……このソフトのタイトルは、'89電脳九星占い。その名のとおり、1989年しか占えないのだ!
じゃあ、実際当たっていたかどうかをチェックしてみよう。私の年間運は、……
浮沈運:本年は好調に進展するかと思うと、反面思いもかけぬ期待外れの事態や状況が生じやすい年
私はこの次の年にライターデビューした。1989年はそのための足固めの年だったが、今ひとつ地味な運勢だったような気がする。まあ当たってるといえば当たってるかも。
続いて、IT戦士・岡田さんの一代運を見てみよう。
岡田さんは「順応性・協調性を持っているため、好感を持たれます」、「誠実、謙譲の美点がややもすると誤解を受けがちです」
適した職業は「貿易商、繊維業、民芸品製造・販売、旅行業、セールスマン、放送・出版等」。人と接する職業が多いような。
あと、「生涯金銭に困ることなく衣食住にも不自由しません」だそうで。うらやましい。
異性・愛情運に関しては、「思ってもみなかった機会に意外な相手と知り合う運気があります」というから決して悪くないみたいだ。ただ、「情熱に乏しい傾向があります」とのこと。
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