2006年内にニンテンドーDSを1000万台に――任天堂岩田社長(5/5 ページ)
ついに600万台を突破したニンテンドーDS。2月15日に開催された「ニンテンドーDS カンファレンス!2006.春」では、「Touch! Generations」系ソフトの展開や、ブラウザソフト、ワンセグ放送への対応など、年内の1000万台普及へ向けた施策が発表された。
そして新展開へ――キーワードは「ブラウザ」と「ワンセグ」
最後に、ニンテンドーDSの新たな応用展開として「ニンテンドーDSブラウザー」と、「DS地上波デジタル放送受信カード(仮称)」が紹介された。
ニンテンドーDSブラウザーは、Opera Softwareとの共同開発。「ニンテンドーDSにはもともとWi-Fi接続機能があったので検討はしてきた。ただし、せっかく使うなら2画面とタッチパネルを生かしたものにしたい」と岩田氏。2画面を全体画面と拡大画面に分けて使ったりできるほか、手書きで漢字を含む文字入力も可能。上下画面を入れ替えてリンクに飛んだり、2画面を縦につなげて閲覧することもできる。
ニンテンドーDSブラウザーは、Operaに任天堂独自のアレンジを加えたもの。これには手書き入力のほか、ジャストシステムのATOKを搭載する。「ATOKの予測変換と、タッチペンによる文字入力は非常に強力だ」(岩田氏)。
そして、4月より開始される地上波デジタルのワンセグ放送に対応するため、DS地上波デジタル放送受信カード(仮称)が登場する。これにより、ニンテンドーDSが携帯TVへと変化する。
これらのラインアップを発表した最後に岩田氏が語ったのは、ニンテンドーDSの販売台数目標。今年は、この目標に向けてばく進していくことだろう。
「1つの中間目標として考えているのが、国内の普及台数をできるだけ早期に1000万台へ到達させることだ。ゲームボーイアドバンスでは、1000万台到達に30カ月。プレイステーション 2では32カ月と、どちらも発売から2年半以上かかっている。我々は、現在の支持を背景に、ソフトメーカーや流通関係者と力を合わせて、年内に1000万台普及を達成したい」(岩田氏)
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