「ニンテンドーDS Lite」の実機にさわってみた
今日3月2日から発売された「ニンテンドーDS Lite」。量販店から購入した実機を元に、「ニンテンドーDS」との違いについて見ていきたい。
本日3月2日から発売が開始された「ニンテンドーDS Lite」。残念ながら供給量が少なく、手に入れられなかった人も多いのではないだろうか。発売開始の状況などは関連記事を参照していただくとして、ここでは量販店で手に入れたニンテンドーDS Liteを元に、ニンテンドーDSとの違いについて見ていきたい。なお、外観についてはすでにモックアップを元に紹介しているので、そちらも参考にしていただきたい。
ニンテンドーDS Liteで気になるのは、やはり液晶の明るさ。4段階での輝度調節が可能であり、ニンテンドーDSよりも明るく表示できるという。まずは以下の写真を参照していただきたい。
ニンテンドーDS Liteでの輝度を段階的に変化させ、それを比較したのが上の写真だ。第1段階の明るさにあわせて最高輝度で撮影すると画面が飛んでしまったので、シャッタースピードと絞りをきつく設定したため、最高輝度でも画面が暗く感じるかもしれない。しかし逆をいえば、それほど最高輝度での表示は明るい、ということだ。
ただこれでは、ニンテンドーDSよりもどの程度明るくなっているのかは分からないので、最高輝度にしたニンテンドーDS LiteとニンテンドーDSを比べたのが下の写真だ。
現在のニンテンドーDSの明るさは、ニンテンドーDS Liteの第1段階より若干明るく、第2段階よりも暗いような印象を受ける。いずれにしてもこれを見て分かるように、ニンテンドーDSよりもかなり明るい表示が可能となっている。
※追記:任天堂に確認したところ、スペック上では第2段階の輝度が、ニンテンドーDSと同じ明るさ、とのことだった。
さて、モックアップの時に分からなかった点がもう1つある。仕様ではゲームボーイアドバンスソフトを差したときに「本体から約1センチはみ出る」となっているのだが、どの程度のはみ出しになるのか、ニンテンドーDSと比較をしてみたのが下の写真だ。
写真だとデフォルメして見えてしまうのだが、ゲームボーイアドバンスソフトを入れた状態のニンテンドーDS LiteはニンテンドーDSと同じくらいの幅を持つと考えてよい。持ち歩くときにはちょっと気になるかもしれない。
なお、「ニンテンドーDS Lite専用GBAカートリッジカバー」はちょうどよいサイズに調整されており、抜きやすく、抜け落ちにくいようになっている。付属品の写真とあわせて紹介しておこう。
最後にボリューム部の感想だが、モックで見たようにボリュームスライド領域が9ミリから12ミリに広がっていたことで、音量の微調整がしやすくなっているように感じた。ヘッドフォンで聴いて試したが、特に音量小から中くらいにかけての調整がやりやすい。電車の中など、騒音がきつい場合にはヘッドフォンをしていても音量を上げてプレイしたくなるが、外で遊ぶときには大音量のままでは気になるものだ。わたしはこういうときには小〜中領域を使いたくなるほうなので、調整しやすくなったのはうれしい。
ここまでニンテンドーDS Liteを見てきたが、いかがだっただろうか。来週3月11日に、残るカラーのアイスブルーとエナメルネイビーが発売になる。また大変な思いをして手に入れなければならないとは思うが、今後は一日も早く、製品が市場へ潤沢に流れていくようになることを期待したい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.