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秋葉原のネットカフェがプレイオンライン一色に――「プレイオンラインフェスタ2006」リポート(2/2 ページ)

3月25日、スクウェア・エニックスは東京・秋葉原のNecca秋葉原店において「ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン」の特別ルールによるゲーム大会や、開発者によるトークセッションなどが行われた。多くの来場者で賑わい、トークでは本邦初公開の新情報も聞けたこのイベントについてご報告しよう。

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 冒頭、渡辺氏より「ファンタジーアース」の次期バージョンアップが4月の早い段階で実装できそうだという発言。5月以降も、もろもろのバージョンアップを用意しているとのこと。スクリーンには、今後のバージョンアップで実装されるであろう各要素が列挙された。

クリスタルとキャッスルの位置変更

 今までは防御側のクリスタルの位置が弱かった。加えて、同じマップでもクリスタルの位置が変わることで戦略が変わる、ということで実装予定。

国の目標

 “王が「○○を護れ!」と指示を出すことがある。そこを護りきると、特別な装備やアイテムが入手可能になる”という一例を挙げ、国の規模や特色ごとにその都度目標を提示するという機能が実装されるようだ。

新装備

 前述の「国の目標」を達成した暁にもらえるであろう新装備の一部が公開された。

こちらが特別な条件下で手に入る迷彩装備。まずはスカウト用が実装される、とのこと
こちらはスカウト用軍服。軍服にはウォリアー用とソーサラー用も存在する

召喚モンスター(レイス、キマイラ、ドラゴン)

 まずはレイスを実装する予定。レイスはゲートオブハデスという新しい建物を建てることで召喚できる。各軍に1体のみしか召喚できない。スカウトのボイドダークネス(敵の視界を一定時間暗闇で遮るスキル)のようなブラックアウトという技が存在する。レイスの周囲が暗闇に包まれる強力な技だが、パワーの消費が激しく長時間継続することができない。

 キマイラとドラゴンの実装はまだ先の話になりそう。キマイラは相手のキープまで行けば大打撃を与えられるが、途中で倒れてしまったら能力を活かせずに終わってしまうという、一発逆転を狙えるものになる。空中を飛行できるドラゴンも一発逆転的な要素が強いもになりそう。

開発者への質問コーナー

 以上の発表があったあとに、一般から募った開発者への質問事項に回答するコーナーに。後半は来場者からの直接の質問にも回答をしていた。以下に主な内容をご紹介する。

「ギルドのようなコミュニケーションを目的としたシステムを導入する予定はありますか?」

―― 部隊というのを考えている。名前をつけて編成できるもので、部隊同士で競いあう要素もできるかもしれない。また、ブリーフィングルームというチャット用に特化した部屋が各首都に幾つか置かれる予定もある。部隊単位とか限定された数名での作戦会議やコミュニケーションに役立つ機能になる。

「戦争で何もしなくても報酬がもらえる現状については対策があるのか?」

―― よろしくないとは思っているので、対策は近いうちにとりたい。

「βテストであったエンチャントシステムをどうしてなくしたのか?」

―― なくしたわけではなくて封印してあるだけなので、いずれ実装される可能性は大。

「当初は7クラスあったが、どうして3クラスになったのか?」

―― そぎ落としたり統合した結果3クラスになった。3クラスそれぞれに遊びのバリエーションがあるので、今のままでよいのではないかと思う。

「同期ズレでダメージをくらうことがあるが、解消されるのか?」

―― サーバダウンやラグの原因が3つほどあって、そのうちの1つは解消した。残り2つの原因についても今後解消していきたい。

「回復スキルの導入予定は?」

―― かなり会議をした結果、導入しないことにした。バランスを考えると、当面のところ導入の予定はない。

「サポート系の活躍がスコアに反映されないが、何か対策はあるのか?」

―― クリスタルを預かり渡す役目の人(通称クリスタル銀行)などの、サポート役にもメリットを与えるようにしたいと思っている。

 実際にプレイしている人が聞きたかったであろうツボをついた質問もあり、来場者たちは開発者の一言一言に真剣に聞き入っていた。質問コーナーが終わりトークセッションはつつながく終了したのだった。

 その後も19時まで続いたトルクマイヤ・デスマッチ。Necca内は終始賑わっており、飛び入り参加希望者も後を絶たなかった。発売間もない「ファンタジーアース」ではあるが、その人気と注目度の高さを伺える、熱いイベントだった。ユーザーフレンドリーなバージョンアップも含めて、今後の展開から目が離せないタイトルだ。

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