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トライエース、Xbox 360で新作RPGの開発を表明――「機動戦士ガンダム(仮)」実機映像も公開Xbox 360メディアブリーフィング(3/3 ページ)

本日、「Xbox 360メディアブリーフィング」が開催された。新しくXbox事業本部長に就任した泉水氏を始め、バンダイナムコゲームスの鵜之澤氏やミストウォーカーの坂口氏など、数多くのゲストが登壇し、新作の発表や開発中のタイトルの進捗状況などが語られた。

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photo ミストウォーカー代表 坂口博信氏

 「ブルードラゴン」や「ロストオデッセイ」の開発を担当するミストウォーカーからは、代表の坂口博信氏が登場。「今がちょうど制作のまっただ中でして、これが終わったらすぐにブルードラゴンのボイスレコーディングのため、スタジオ入りしなければなりません。ブルードラゴンは年末の発売を目指していますが、まれに見るケースというか、順調に制作が進んでいます。今は実際にXbox 360のハード上で、戦闘システムや演出など、ゲームとしてのすべてがつながった状態で遊べるところまできました。これからはボイスレコーディングなどを行いつつ、演出やシステムのバランスを煮詰めて、完成度を上げていくというタイミングです」と、まずはブルードラゴンの開発状況について語る。

 続けてロストオデッセイについては、「確定ではありませんが、ロストオデッセイは今夏から秋を目標に、体験版という形でオープニングシーンを含めた20分ぐらいは楽しめるものをお出しするつもりです。昨日は井上さん(キャラクターデザイン担当の井上雄彦さん)に、そこで使う主要キャラクターの絵を仕上げていただきました。スタッフも手応えを感じつつ進めている最中です」とコメントした。

 なお、ロストオデッセイの製品版は2007年の発売を予定しており、AQインタラクティブと共同開発しているXbox 360用アクションRPG「クライオン」も同時に開発を進めているという。「立て続けなので体もちょっとつらくなってきていますが、良いスタッフもついてくれています。みんなで頑張って作っていますので、もう少しだけ待っていてください」(坂口氏)

photo トライエース代表取締役 五反田義治氏

 このほか、ブルードラゴン、ロストオデッセイに続くMicrosoft Game StudiosのRPG第3弾を、「スターオーシャン」シリーズや「ヴァルキリープロファイル」の開発を務めたトライエースが担当することも発表された。

 登壇したトライエース代表取締役の五反田義治氏は、「何もお見せするものがなく申し訳ないのですが、われわれがこれまで手がけてきたもの同様に大型RPGとなります。良くうちのRPGはアクション的な要素が強いと言われるのですが、われわれはいつもリアルタイムの楽しさを追求しています。今回もリアルタイムにこだわった作品にするつもりです。キーワードは“ゲームの中での発見”です。まだ内容についてはお話できませんが、楽しみに待っていてください」とコメントした。なお、詳細は夏以降に発表されるという。

ドラマ+シューティング“プロジェクト シルフ”が発表

photo スクウェア・エニックス エグゼクティブプロデューサー 斎藤陽介氏

 スクウェア・エニックス エグゼクティブプロデューサーの斎藤陽介氏とゲームアーツ執行役員の上坂哲氏からは、“プロジェクト シルフ”と題されたXbox 360用タイトルの紹介が行われた。「Xbox 360ということで、可能な限り鮮明な、きれいな映像を意識したシューティングゲームとなります。もちろん、ただのシューティングゲームというわけではなく、スクウェア・エニックスからの発売ということで、ある程度のドラマ性も取り入れるつもりです」と語る斎藤氏。


photo ゲームアーツ執行役員 上坂哲氏

 一方の上坂氏は、「われわれは『シルフィード』や『ガングリフォン』といったアクションシューティングゲームを作ってきており、その辺りの“シューティング魂”に、スクウェア・エニックスさんのドラマに対する熱い想いを合わせて作っています。最初にマイクロソフトさんからXbox 360のスペックを聞いた時は、とんでもないスペックだと思いました。これまでが絵の具で絵を描いているとすれば、Xbox 360では、光を使って描いていくようなものなので、本当に大変です。描画エンジンもゼロから作り直していますが、迫力のある映像を作ろうと頑張っています。スペースコンバットシューティングが大好きなスタッフが集まっていますので、すごく熱いものができるのではないかと期待しています。今までSF映画で見ていた宇宙戦争の画面に皆さんがそのまま入って、自由自在に飛び回ることができる。そんなゲームを目指しています」とコメントした。


photo 「ここまで来ているので、ぜひ安心して発売日を待っていてください」と、NINETY-NINE NIGHTSのパッケージを手に語る泉水氏

 最後には泉水氏が再び登壇し、「ひとつひとつが本当にすばらしいプロジェクトです。ぜひ期待していただければと思います。マイクロソフトはXbox 360を日本を含む全世界で成功させるために、あらゆる努力を惜しみません。マイクロソフトでゲームビジネスを統括しているピーター・ムーアは“日本でのXboxの成功がない限り、マイクロソフトにとっての真の成功とはならない”と何度も発言しています。皆さんもご存じの通り、Xbox360は欧米を始めとした海外では旋風を巻き起こしています。日本のXbox事業本部長として、私の仕事は海外と同じような成功を、日本市場で実現することだと考えています」として、ブリーフィングを締めくくった。

(C)サンライズ・プロジェクトゼーガ・テレビ東京/(C)2006 NBGI


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