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「Kingdom Under Fire」シリーズ最新作は「NINETY-NINE NIGHTS」をよりグレードアップしたものになるE3 2006

アクションの爽快感とRTSの戦略性が融合したファンタジーバトルゲーム「Kingdom Under Fire」シリーズ最新作として、「Kingdom Under Fire: Circle of Doom」が登場する。その内容について、開発を務めるBLUESIDEのJay Eom氏に話を聞いた。

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 韓国のPHANTAGRAMは、アクションの爽快(そうかい)感とリアルタイムストラテジー(RTS)の戦略性が融合したファンタジーバトルゲーム「Kingdom Under Fire」シリーズ最新作として、Xbox 360用アクションRPG「Kingdom Under Fire: Circle of Doom」(以下、Circle of Doom)を、2007年の第2四半期に発売する。このたびはE3 2006会場内で、開発を務めるBLUESIDEのJay Eom氏に、本作に関するさまざまな話をうかがうことができたので、その模様をお届けしよう。


photo Jay Eom氏

 「Circle of DoomはKingdom Under Fireシリーズの正統な後継作ではない」と切り出したJay Eom氏。その言葉の通り、本作はシリーズでも外伝的な扱いの作品となっている。とは言え、まったくシリーズと関連性がないかと言えばそうでもなく、前作「Kingdom Under Fire: Heroes」と、Xbox 360用ソフトとして開発を進めているもう1本のシリーズ作品をつなげる、という重要な役割を担う作品となっている。また、ユーザーがプレイ可能なキャラクターは6人用意されているが、中には過去のシリーズに登場した人物も含まれているとのこと。

photophotophoto プレーヤーキャラクターの「セイリーン」(写真左、中央)と、「キャンダル」(写真右)

 戦闘については、「NINETY-NINE NIGHTS」のように大軍勢が敵として登場することが明らかにされた(※NINETY-NINE NIGHTSの開発はPHANTAGRAM)。残念ながら画面を見せてもらうことはかなわなかったが、Jay Eom氏は「NINETY-NINE NIGHTSは約1年かけて制作されました。そこで培った経験を生かして、さらにグレードアップしたものになる予定です。もう少ししたら驚くべきものを見せられるでしょう。期待してください」と自信のコメント。東京ゲームショウ 2006の前には形になったものが見られるそうなので、シリーズファンは期待して待っていてほしい。

 ちなみにダンジョンは自動生成マップとなっており、プレイするたびに新たなマップで遊ぶことができる。また、ダンジョン内では地面、壁、天井といったあらゆる場所から敵が現れ、プレーヤーに襲いかかってくるという。

photophotophoto (左から)「Phantom Knight」、「Flesh Sphere」、「Sculptor」といった敵キャラクターも公開された。これらの敵は1体や10体といった数ではなく、NINETY-NINE NIGHTSのように何千体という群を成してプレーヤーへと襲いかかってくるという

photophotophoto Circle of Doomの世界観を表したコンセプトアート

 各主人公はそれぞれが異なる特徴を持っており、6〜7タイプの武器を扱うことができる。武器は同時に2つまで持つことが可能で、どのような装備をしているかにより、繰り出せるコンボにも変化が生じる。また、武器や防具、魔法やアイテムは合成することが可能で、例えば、クロスボウにスコープを合成すればもっと性格に攻撃が当たるようになり、ランスと火の魔法を合成すれば火属性のランスができあがる。こういった要素はコレクター魂をくすぐるだろう。なお、合成したものはすべてプレーヤー間での交換が可能となっている。

 そして最後に、Jay Eom氏が本作で一番注目してもらいたい部分として挙げてくれたのが、“シングルプレイとマルチプレイを一緒に楽しむことができる”という点になる。これは例えば、自分がシングルプレイを行っている際、マルチプレイをしたいというユーザーがいれば、そのままマルチプレイへと切り替え可能であることを指している。逆に、自らが別のプレーヤーのダンジョンに入ることもできるという。

 残念ながらこれ以上の詳細については語られなかったが、さらなる情報と実際のゲーム画面が公開される日を、今は楽しみに待っていてもらいたい。

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