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DS片手にオーケストラ鑑賞――「ポケットモンスター」シリーズ生誕10周年記念コンサート(2/2 ページ)

スポーツ、読書、行楽と何をするにもいい季節になりましたね。わたしは週末、「ポケットモンスター」オーケストラコンサートに出かけ、音楽の秋を満喫してきました。そこはなぜかDSを持った人たちで溢れていて……!?

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 プログラムは、第一楽章から第四楽章までゲームボーイソフト「ポケットモンスター赤・緑」の楽曲を元に構成されており、「オープニング」、「道」、「街」、「バトルフィールド」の場面で流れる音楽がそれぞれ1曲にまとめられている。演奏中は舞台中央の大画面にゲームシーンが映し出され、ゲームをプレイしている気分も味わえた。

photophoto ピカチュウ、プラスル、マイナンも参加

 オープニングは物語が始まるわくわくする気持ち、道ではスキップで歩き始め冒険へ出るまでの勇ましさが表現された曲で固められ、また街では「ポケモンのたいりょくをかいふくする」時の音楽を始め、ほっとするような、安心するような曲などが多く含まれていた。一方でバトルフィールドでは緊張感を感じさせる。和やかな雰囲気の中ゲーム音楽を楽しんでいた子どもたちも、バトルフィールドの章では、ゲームのバトルがスタートしたかのように、集中し息を呑む場面も見られた。

photo 配布されたカスタネット

 第四楽章から始まる2部のオープニングでは、観客も配布されたカスタネットを使ってオーケストラと合奏。演奏に参加できたことで、子どもたちも満足気な様子だった。この時ピカチュウや、プラスル・マイナンも応援に駆けつけ、会場は盛り上がりは最高潮になる。

 ラストは、ニンテンドーDSソフト「ポケットモンスターダイヤモンド・パール」の楽曲を組み合わせた曲で締めくくられた。エンディングで増田氏が「これからもポケモンを世界に広げていくので、期待してほしい」と力強く語り、イベント初日は大盛況で幕を閉じた。


 本公演の後、九州、兵庫、北海道でも順次コンサートが開催される予定だ。今回は「ポケモンだいすきクラブ」と「クラブニンテンドー」会員対象の限定イベントであったが、今後一般公開され、幅広くポケットモンスターの音楽を広めていってほしいと願わずにはいられない。

■プログラム

第一楽章「オープニング」
第二楽章「道」<トキワへの道-マサラより/おつきみ山のどうくつ/ハナダへの道-おつきみ山より/マサキのもとへ-ハナダより/シオンへの道-クチバより/サイクリング/海>
第三楽章「街」<マサラタウンのテーマ/ニビシティのテーマ/ポケモンセンター/ポケモン回復/ハナダシティのテーマ/クチバシティのテーマ/シオンタウンのテーマ/タマムシシティのテーマ/グレンタウンのテーマ/ロケット団アジト/ポケモンジム>
第四楽章「バトルフィールド」<戦い(VS野生ポケモン)/戦い(VSトレーナー)/戦い(VSジムリーダー)/最後の道/ラストバトル(VSライバル)>
「ダイヤモンド・パール」<みずうみのくうどう/戦闘!野生ポケモン/戦闘!ユクシー・エムリット・アグノム/戦闘!トレーナー/戦闘!ギンガ団ボス/戦闘!ディアルガ・パルキア>

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