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マイクロソフト、「XNA Game Studio Express Launch Event」を開催(2/2 ページ)

マイクロソフトは12月13日、都内の会場で、Xbox 360およびWindows XP向けゲーム制作ツール「XNA Game Studio Express」のローンチイベントを開催した。本日より同ツールおよび「XNA クリエイターズ クラブ」が開始される。

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Windows→Xbox 360のデモも披露

 会場では「XNA Game Studio Express」で制作したゲーム「SPACEWAR」のデモも披露された。この「SPACEWAR」は1962年にマサチューセッツ工科大学で開発されたもの。物理エンジンやコードはそのままに移植したとのことだが、プログラマー1人、グラフィックデザイナー1人、サウンドクリエイター1人という3人のチームで、6週間程度で移植できたとのことだ。ちなみにこの「SPACEWAR」は、「XNA Game Studio Express」にデモ版としてソースコード込みで同梱されている。

画像画像画像 「SPACEWAR」。これはまだWindowsで動作している状態

 上の写真はWindows上で動作している状態だが、これをXbox 360でも動作させるためには、「Visual C# 2005 Express Edition」から「新しいプロジェクト」として「Xbox 360 Game」を選び、コードをコピーするだけだ。

画像画像画像 まずはソースコードをフォルダにコピーし、そのあとに「Visual C# 2005 Express Edition」へドラッグして、プロジェクトと関連付ける

画像画像画像 そののち使わないソースファイルと、XML関連の設定をするだけで終了

 このあと、Xbox 360に移り、「ゲーム」ブレードの「デモなど」から「XNA Game Launcher」を起動する。このメニューにある「Connect to Computer」を選んで接続待ちにしたあと、PC上でビルドすれば、自動的にXbox 360へビルドされたファイルが転送されるわけだ。このほか会場ではWindows環境とXbox 360環境をつないだリモートデバッグもデモで行われた。

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画像画像画像 一番左がビルドしている画面。これでXbox 360に転送された

画像画像画像 こちらはXbox 360上で動作している画面

 ここまで紹介してきてお分かりかと思うが、残念ながら「XNA Game Studio Express」および「Visual C# 2005 Express Edition」は英語バージョン。これについて田代氏は、「日本語の文字入力を使ってゲームを作ることに問題はないが、ヘルプファイルなどが英語のままでは使いにくい。まずはヘルプファイルの日本語化を進めるとともに、日本語版も準備していく」と語る。担当の方に聞いたところ、ヘルプファイルはほとんど日本語化されており、用語を検証している段階だとか。こちらはすぐにでも提供されそうだ。

 また、ネットワーク対戦のライブラリについても、「Visual C# 2005 Express Edition」がWindows Vista対応バージョンが出た段階でのリリースを検討しているとのことだ。

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画像画像画像 「SPACEWAR」だけじゃつまらないなと思っていた最後に公開されたのがこのゲーム。上は「XNA Field」、下が「XNA Racer」。「XNA Field」は、アートデータはほかのものから流用しているものの、1人で、しかも4週間で作り上げたとか。「XNA Racer」はプログラマー1人、グラフィックデザイナー4人のチームで、6週間でここまで作り込んだそうだ。ちなみに1080p対応。「XNA Racer」については、「SPACEWAR」のようにソースコード込みでのサンプル提供が予定されている

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