CES会場で見つけたおバカなグッズなど:2007 International CES(3/3 ページ)
International CESでは、毎年おバカなグッズも多数展示されている。今年もいくつか怪しいグッズを見つけたので、それらをまとめて紹介しよう。
プレイステーションすらもう化石!? 会場内に遺跡の発掘コーナーを発見
最後に、グッズそのものではないが、なかなかおバカな展示ブースを発見したのでそちらも紹介しておこう。
cdmaOneやCMDA 2000、CMDA 2000 1xなどの携帯電話の通信方式のシステムを開発したメーカーであるQualcomm。そのQualcommのブースには、一面土が敷き詰められ、地質調査員に扮したスタッフが地中に埋もれた化石を掘り出している、といった趣向となっていた。
ただ、地中に埋もれている化石とされている物がなかなかすごい。初期の携帯電話やPC、8ミリフィルムの撮影機やビデオカメラなど、その全てがいわゆる情報家電製品なのである。そして、その中にいにしえのゲーム機もかなり多数含まれていたのだ。Atari VCSなどの、まさしく初期の家庭用ゲーム機や、セガのメガドライブ、各種コントローラなどのハードやゲームカートリッジなどが多数ちりばめられている。果てには、セガのドリームキャスト、さらにはまだ現役のはずのプレイステーション(PS one)までもが埋められており、ちょっとやり過ぎな感じでもあった。
ゲーム機やビデオカメラなど、特定の機能を利用するために特定の機器を持つのは過去のこと。これからは全て携帯電話1つで事足りる。携帯電話関連メーカーであるQualcommらしいメッセージをストレートに表現したブース構成というわけだが、インパクトは会場随一で、アメリカで開催されるトレードショーのブースとして見ても、かなりセンスのいい部類に入るものだったように思う。ただ、セガのハードが多数埋められていたのは、現状を考えると分からないこともないが、ちょっと複雑な印象だった。余談だが、発掘されたゲーム機の前に展示された携帯電話の画面に表示されているゲーム画面は、プレイステーションのゲーム画面クオリティに劣る印象のものばかりだったという点も付け加えておこう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 2007 International CES:ついに登場――Wiiリモコン用充電バッテリー&ワイヤレスセンサーバー
International CESにはゲーム向け周辺機器メーカーも多数出展しており、魅力的な製品も数多く展示されている。そこでここでは、CESで見つけた“使える”周辺機器を紹介しよう。 - 2007 International CES:過去にないほど多数のゲームタイトルを展示――マイクロソフトブース
今年のマイクロソフトブースは、当然Windows Vista一色かと思いきや、ここはE3か!? と思わせるほどゲーム関連の展示に力を入れていた - 2007 International CES:昨年に続きPS3やPSPを展示――ソニーブース
昨年に続き、プレイステーション 3やPSPを中心としたゲーム機の本格的な展示を行っていたソニーブースの模様をお伝えしよう。 - 2007 International CES:「Connected Entertainment」でXbox 360の魅力をさらに高める――ロビー・バック氏が登場
International CES恒例となっている、Microsoft会長ビル・ゲイツ氏の基調講演が、1月7日(現地時間)に開催された。発売を目前に控える新OS「Windows Vista」の話題が中心ではあったが、同じく登壇したロビー・バック氏からはゲーム関連の話題も豊富に取り上げられた。 - 特集:2007 International CES