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ハードがつながる、プレーヤーがつながる――Wiiでつながるポケモン“革命”「ポケモンバトルレボリューション」レビュー(2/3 ページ)

Wii本体発売から2週間を待たずして「ポケモンバトルレボリューション」が発売された。単体でも十分に面白いが、ニンテンドーDSの「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」で育てたポケモンを登録してWiiでバトルすることができる点が、本作の大きな魅力だ。

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クセモノぞろいのさまざまなコロシアムに挑め!

 本作のコロシアムモードではポケトピアという架空の島を舞台にバトルが繰り広げられる。ポケトピアにはいくつかのコロシアムがあり、それらを勝ち進むことによってプレイできるコロシアムの数が増えていく、という流れだ。ストーリー性は薄いが、次のコロシアムが見たくてがんばってしまうことだろう。ここでは、序盤でプレイすることができる各コロシアムを紹介しよう。

ゲートコロシアム

 レンタルパスでのみ参加できるコロシアム。まずはここでポケモンバトルの基礎を学ぼう。シングルバトルとダブルバトルのいずれかを選択できる。

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ストリートコロシアム

 オリジナルパスでもレンタルパスでも参加可能なオーソドックスなコロシアム。シングルバトルなら3匹、ダブルバトルなら4匹を選んでのバトルだ。

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ウォーターコロシアム

 シングルなら5匹、ダブルなら2匹×3を選び、バトルに参加する順番を決める。順番通りにお互いのポケモンがあたっていき、シングルなら白星3つ、ダブルなら白星2つになった時点で勝敗が決定する、という一風変わったルール。さながら柔道や剣道の団体戦のような設定は、どのポケモンを何番目に持ってくるかという駆け引きも熱く、非常に面白い。

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カジノシアターコロシアム

 フォーチュンバトルというルールを採用。味方と相手のポケモンを全てルーレット上に置いて、ランダムに選ばれたポケモンを使わなくてはいけないという運任せなコロシアム。いくら鍛え上げたポケモンを投入しても、相手がそれを選んでしまえば逆にピンチになってしまうという大変危険なルールだ。筆者の場合、何度か弱いポケモンをひいてしまって、どうにもこうにもならないままに負けてしまった。弱いうえに相手との相性が悪かった日にはあっという間にやられてしまう。運がよければ問題ないが、序盤〜中盤で最も厄介なコロシアムかもしれない。

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画像 クリスタルコロシアムではトーナメント戦が繰り広げられる

 このあとも、趣向を凝らしたコロシアムが待ち構えているので未プレイの方は楽しみにしていてほしい。各コロシアムにはリーダーがおり、リーダーを倒してコロシアムをクリアすることで、ポケクーポンがもらえたり、次のコロシアムでのプレイが可能になったりする。数々の強豪トレーナーを打ち砕き、リーダーとの戦闘までこぎつけよう。

 また、本作で評価したいのはバトルチュートリアルがしっかりと作り込まれている点。本作で初めてポケモンの世界にふれる人も想定した懇切丁寧な説明を読むことができる。もちろんポケモンについて知りすぎているほどに知っている人なら読み飛ばすこともできるが、改めて読んでおくと何か発見があるかもしれない。

 ニンテンドーDSとの連動を実現させたことで本作が達成した偉業は「今までにゲームで登場した全てのポケモンが3Dで登場する」という点だろう。数多くのポケモンたが、それぞれちゃんとポリゴンで描かれ、派手なエフェクトとともに技を出すさまはなかなかに楽しい。描画のクオリティは体感上ゲームキューブより少し上といった感じで、申し分ない。何十時間もつきあって育て上げたポケモンたちが3Dで大暴れしているところを見るだけでも、ファンには十分価値があるタイトルだと言っていい。

 ただ、個人的には一部のわざのエフェクトやポケモンの挙動、リアクションなどで「あれ、このわざってこんなんだったっけ?」と予想はずれや期待はずれだったところがあるのも確かだ。コアなファンほど、エフェクトへの注文も多いのではないだろうか。より進化した続編がリリースされるのであれば、そのあたりのパワーアップを図っていただきたいと思わずにはいられない。

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