ピコピコがキュンキュンワクワクさせる!?――「PSG〜Picopico sound Generation〜」
萌えアニメが8bitミュージックとなって蘇る。7月25日発売の「PSG〜Picopico sound Generation〜」の魅力を、ヴォーカルで参加している赤と緑の2人にアピールしていただきました。
元SEX MACHINEGUNSの村井研次郎とプロレス界の名物リングアナ・山本“ヤマモ”雅俊がコラボレートした異色の8bitバンド「Picopico Sound Generation」(ピコピコサウンドジェネレーション)が、コスプレアイドルの声ちゃんと、腐女子マルチタレントの白川りさちゃんを迎えてファーストアルバム「PSG〜Picopico sound Generation〜」を7月25日に発売する。価格は税込み3150円。
8bitミュージックとは、1980年代に発売されたPCやコンシューマゲーム機のBGMのような楽曲のことで、無機質で独特なチープ感が当時のワクワクを彷彿とさせるとして、昨今の音楽界では1ジャンルを築きつつある。このジャンルはチップチューンと呼称されることもあり、ピコピコゲーム世代を中心に盛り上がりを見せている。
今回のアルバムの最大の目玉はなんといっても新生「超兄貴」プロジェクトからの先行リミックスとなる「魔法大漢 ブラズァ〜☆ガイ」が収録されていることだろうか。ほかにも新旧取り混ぜた納得の1枚となっている。8bit化されたアルバム収録曲は以下のとおり。
- 「魔法大漢 ブラズァ〜☆ガイ」:「超兄貴」の新イメージソング
- 「ハッピー☆マテリアル」:「ネギま!?」の主題歌
- 「プラチナ」:「カードキャプチャーさくら」第3期オープニング曲
- 「トップをねらえ!メドレー」:テーマ曲「アクティブハート」と「トップをねらえ!〜Fly High〜」メドレー
- 「ETERNAL BLAZE」:「魔法少女リリカルなのはA's」のオープニング曲
- 「禁じられた遊び」:「ローゼンメイデン」第1期オープニング曲
- 「uneffected version」:アルバム収録曲の歌とエフェクトがないバージョン
- 「POP STAR」(ボーナストラック):インストのみ
本日、「PSG〜Picopico sound Generation〜」に参加しているマルチコスプレタレントの声ちゃんと雑食腐女子タレントの白川りさちゃんの2人が、ITmedia +D Gamesにやってきた。CDの魅力について語ってもらうつもりが、なんだか話の半分はディープなアニメや特撮のものになってしまい……。いろいろツッコミどころ満載でしたが、泣く泣くいろいろカットしています。
赤いのと緑なのがITmediaにやってきた
―― おふたりの自己紹介からお願いします。
声ちゃん 赤の声と申します。元々はコスプレ店員として働いていたのですが、現在はバンド活動やキャットファイトなんてのもやっています。音楽好きで、テクモのピコピコ音が特に好きで、今回アルバムでフューチャリングさせてもらうことになって歌を歌わせていただくことになりました。
りさちゃん 緑の白川りさと申します。何をしているのかというと、ワタシが一番聞きたいことなんですけど(笑)。元々はスタジオミュージシャンなんですが、レースクイーンやコンパニオンなんてのもバイトでしてて、たまたま受けたギャラクシーエンジェルのミュージカルに受かりまして、歌と芝居の両立をはかっています。総じていうと「夢見るプチニート」といったところですかね。最近あまり仕事してないで引きこもっているので。元々アニメやゲームが好きな腐女子で、アニソンが特に好きで好きでたまらない人なので、こういう形で関わらせてもらったのはうれしいですね。ゲームのチープな音にキュンとするので、楽しいです。
―― 好きなゲームとかありますか?
声ちゃん ワタシは「ワギャンランド」が好きです(編注:ナムコ<現在バンダイナムコゲームス>が1989年に発売したファミリーコンピュータ用のアクションゲーム)。すごいやってたんですよ。
りさちゃん 本当はシューティングとか苦手なんですけど、「スターソルジャー」はすごい好きでやってました(編注:ハドソンが1986年に発売したファミリーコンピュータ用の縦スクロールタイプのシューティングゲーム)。
―― 好きなアニソンはありますか?
声ちゃん いっぱいありすぎるんですけど、「ジャングル黒べえ」(藤子・F・不二雄の漫画)とか「アパッチ野球軍」(花登筐原作・梅本さちお作画による漫画)。
りさちゃん ワタシは「銀河旋風ブライガー」(1981年から1982年にテレビ東京で放送)とか「銀河疾風サスライガー」(1983年から1984年にテレビ東京で放送)とか、J9シリーズが好きですね。主題歌を作曲している山本正之さんがすごく好きなんです。個人的に神と崇める1人なんです。あとはやたら古いのが好きですね。「サスケ」(1968年から1969年までTBS系で放送された忍者アニメ)とか「スペクトルマン」(1971年から1972年までフジテレビ系で放送された特撮テレビ番組)
声ちゃん ワタシも好き。
―― 普段、どちらもコスプレをされているとのことですが、最近はどんなコスプレをされているんですか?
声ちゃん 「がきデカ」(山上たつひこ原作。1974年から1981年まで週刊少年チャンピオンに連載され、1989年にアニメ化)とか「ジャングル黒べえ」とか。ビンテージっぽい作品が好きでやってます。ほぼ全部自分で作ってまして、今のところ50着くらいありますね。最近では「ケロロ軍曹」とかやりました。顔だけ出ている着ぐるみでして。
りさちゃん 今は自分の愛が高まる作品に巡り会えていないので休養してますが、元々は「ギルティーギア」シリーズをメインにやってました。女性キャラはほとんどやってました。最近はガンダムの「ララァ」を作ってやりました。不器用なので4時間くらいかけて作ったんです。当初は「赤鼻」をやろうかとも思ってたんですけど、周囲に出オチになるからやめとけと言われて(笑)。次はぜひ出オチでやりたいと思っています。
―― 今回収録されている中でお気に入りの曲は?
声ちゃん 「禁じられた遊び」は楽しかったですね。難しかったけど好きな曲だったんです。
りさちゃん コーラスですべてに参加しているんですが、特に「ハッピー☆マテリアル」は好きですね。
声ちゃん ナイスなアニソンがステキなピコピコに乗って、脳みそを突っつきまくるいい音になっているので、ぜひ聞いてください。
りさちゃん 昔やったファミコンの音に乗せていけてる歌を歌っているので、郷愁みたいなキュンキュンくる感じと、最近のノリノリ感両方を楽しめる、キュンキュンノリノリで、ひっそりと聞いてください。
声ちゃん ワタシは爆音で聞いてもらいたいな。
りさちゃん えー、ワタシはひっそり派かな。
と、いつまでもワイワイと語る2人であった。今後はアニメにこだわらず、昔の歌謡曲や特撮モノなどジャンルを分けて、ライフワークのように長く続けていきたいのだそうだ。懐かしさのピコピコ音で最近のアニソンを聞くのもオツなもの。なお、公式サイトでは「超兄貴」の新イメージソングのサンプルムービーも配信されている。
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