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アイドルたちが競泳水着で歌って踊る!! 舞台「ケンコー全裸系水泳部 ウミショー」

人気アイドルたちをメインキャストに起用し、テレビや雑誌でも話題を呼んでいる舞台「ケンコー全裸系水泳部 ウミショー」。その舞台が8月2日に初日を迎えた。舞台開演前の彼女たちのコメントとともに、取材陣を迎えてのゲネプロ(本番前に行われる本番同様の総稽古)の様子をお届けする。

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オープニングから水着姿で踊りまくり!! 舞台「ウミショー」いよいよ開演!!

左から、黄瀬早苗役/安藤成子、姫川佳織役/仲村みう、静岡みれい役/愛川ゆず季、蜷川あむろ役/南明奈、織塚桃子役/矢吹春奈、魚々戸真綾/秦みずほ、生田蒔輝役/川村あんな

 「県立海猫商業高等学校――通称・ウミショー」という架空の学園を舞台に、水泳部に所属する少年少女たちの青春の日々を描いていく人気コミック「ケンコー全裸系水泳部 ウミショー」(「週刊少年マガジン」<講談社刊>にて連載中)。その作品が舞台になることは、以前の記事でお伝えしたとおり。

 そして、梅雨明けを向かえたばかりの8月2日(木)。舞台「ケンコー全裸系水泳部 ウミショー」が初日を迎えた。会場となる東京・新宿の全労済ホール/スペース・ゼロには、主演の南明奈らグラビアアイドル7人が登場し、初日を迎えての意気込みを語ってくれた。

 (私の演じる)あむろが、一番プールに入ることが多いんですけど、びしょ濡れになってしまうので、そのあとの早着替えなどは大変です。実は私はあまり泳げないんですけど、舞台上のプールでがんばって泳いでいますので、がんばっているところを注目して見てほしいなと思います。

矢吹 本作にはたくさんの仲間たちが出てくるのですが、不慮の事故から崩れてしまった友情がどのように修復されていくのかを楽しんでほしいです。織塚桃子は普段は強がっている女の子なんですけど、本当は優しいところも持っている子なので、そんな胸の内を見ていただけたらと思います。

愛川 歌ありダンスありの非常に楽しい舞台となっていますので、みなさんに楽しんでいただけたらと思います。みれいはとっても不思議ちゃんなんですけど、みなさんに少しでも理解してもらえるようにがんばって演じていきたいです。

 最初のうちの佳織は生意気だったりもするんですが、それがみんなとのふれ合いの中で素直な面も見せちゃったりします。彼女の性格は物語のクライマックスにも関わってくるので、そのあたりも注目していただけたらと思います。

仲村 原作のイメージを壊さないように、みんな一生懸命キャラを作り込んで舞台にのぞんでいます。また、私は姫川として以外に、静岡さんの母親役としても出ているので、そちらも見ていただきたいです。

安藤 この舞台は、可愛い子もいっぱいいて見どころがたくさんあると思いますので、楽しみにしてください。早苗は嘘をついちゃったりもする子ですが、その言葉が嘘なのか本心なのかというのを考えながら見ていただけたらと思います。

川村 ウミショーの制服で踊っているときは、スカートがヒラヒラとしてすごくドキドキしちゃいます(笑)。原作の蒔輝はすごく元気いっぱいの女の子なので、そんな彼女に負けないよう、元気いっぱいに演じていきたいと思います。


 そしてインタビュー後には、ゲネプロを敢行。舞台初日を迎えて気合十分の演者たちが、本番さながらの演技を取材陣に披露してくれた。中でも特筆すべきは、舞台に特設された本物のプール。舞台の正面には長さ約7メートル、深さ約1メートルのプールが設置されており、アイドルたちが実際に泳ぐシーンも用意されているなど、プールを使った演出も見どころのひとつとなっている。

競泳水着での水泳はもちろん、ときには私服姿で入水することも

 本舞台のために書き起こされたオリジナルストーリーも見逃せない。インターハイ出場を決めたウミショー水泳部は、強化合宿へと出発することに。ところが、ウミショー水泳部を乗せた船は遭難してしまい、サルが支配する無人島へたどり着いてしまう。人間を敵視しているサルたちは、突然の来訪者に混乱気味。一方で、遭遇をしてしまった、ウミショー水泳部にも、いさかいが起こり始める……。という、一風変わった物語を、歌や踊りを織り交ぜたミュージカル風の演出で魅せる。さらには、アイドルたちの早着替えなどのセクシーシーンもきちんと盛り込み、原作やアイドルに詳しくなくとも十分に楽しめる内容となっている。


歌と踊りで見せるミュージカル風の演出。演者が気になるという制服のスカートのひらひらには、観覧者だって思わず気になってしまうハズ!

アイドルたちの競泳水着による競演は必見!!

ときに明るく、ときにセクシーなアイドルたちの活躍をその眼に焼き付けよう

 また、脇を固める演者たちも実にいい味を出している。個人的に興味を引かれたのは、「ウミカラリクオ」と言う舞台のオリジナルキャラクター。前述したように、この舞台では特設のプールがあるのだが、シーンによってはプールが必要ない場合もある。彼はそんな時に現れ、ギャグなどをかましながら舞台チェンジの間をつなぐのだ。濡れた舞台で演者が滑らないように床を拭いたりしながら、自分自身も滑りそうで滑らないいろんな意味で危険なギャグを連発。時には爆笑を巻き起こすことさえあった。

 結局、この日一番の笑いをかっさらっていったのは彼だ(客を笑わすことが目的の舞台じゃないということもあるが)。また、その他にも、原作のキャラにウリふたつな男性キャラがいたり、切れ味鋭く舞台を動き回るサルの軍団が出てきたりと、個性的な面々が多数登場する。舞台の観覧に言った際には、隅から隅まで余すことなく見ていただきたい。

ウミカラリクオ氏。かなり身を削りながらも、見る者にどでかい印象を刻み付けて帰っていく
物語の大きな鍵を握るサルたちから男性キャラまで、個性的なキャラが舞台を盛り上げる

 なお、11月21日には、早くもこの舞台のDVDの発売が予定されている。価格は3990円(税込)。稽古やステージ裏での映像などを収録した約30分映像特典も収録されている。夏は旅行やイベントで、舞台を見に行けなかった……なんて人はチェックしてほしい。

  • 公演期間:2007年8月2日(木)から8月8日(水)まで
  • 劇場:全労済ホール/スペース・ゼロ
  • CAST:蜷川あむろ役/南明奈 織塚桃子役/矢吹春奈 静岡みれい役/愛川ゆず季 魚々戸真綾/秦みずほ 姫川佳織役/仲村みう 黄瀬早苗役/安藤成子 生田蒔輝役/川村あんな 沖浦要役/永嶋柊吾 碇矢雅役/末吉司弥 武田聖斗/森戸宏明 ほか
  • STAFF:原作/はっとりみつる(講談社「週刊少年マガジン」連載中) 脚本・演出/政岡泰志(動物電気) 音楽/光宗信吉 ほか
(C)はっとりみつる・講談社/マーベラスエンターテイメント・ネルケプランニング

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